第五戦 故国燃ゆ
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「ちょっと!勝手に…!」
「沙慈、これ以上戦場に居続けたいの?」
「そうするのが一番よ」
ルナに名前を呼ばれ諭され、彼女に続く様に告げられたスメラギの言葉で沙慈は言葉を呑み込み、口を閉ざした
こうするのが一番なのだ、彼にとってもマリナにとっても、これ以上彼らを危険な目に合わせる事をCBは快くは思わない
不意に部屋の扉がスライドし、室外から小さな足音を立てながら無邪気に子供が二人入って来た、その子供達をクラウスの隣にいた男が抱き上げる
「子供が…、…っ!」
「刹那…?」
「まさか…っカタロンの構成員として育てているのか…」
「勘違いしないで、身寄りのない子供達を保護しているだけよ
連邦が行った一方的な中東製作…その実害はこの様な形でも現れている」
「もっとも資金が限られていて全ての子供達を受け入れる訳にはいかないが…」
「私と同じ…思いをした子達…」
刹那の何処か怒りを秘めた表情の意味、それは昔のKPSAに所属していた自分と重ねていたからだ、ルナはそれが分かり、彼の手を握りあやす
親がいない、その意味を持った言葉にルナは頭を俯かせ、あの青空の下で両親が殺された日を思い出していた
「あ!マリナ様だー!ねえマリナ・イスマイール様でしょ?」
「え、ええ」
「あたしも知ってるー!」
「凄ーい!本当にマリナ様だー!」
「マリナ様、子供達の相手をして頂けるかしら?」
「ええ…」
「良いの?!じゃあこっちこっち!」
さすがアザディスタンの王女と言った所なのか、小さな子供達はマリナを見た途端に目を輝かせる
心優しいマリナは少年と目を合わせる為に少し身を屈ませた、子供達に手を引かれ、部屋を後にするマリナを見ていると視線を感じると一人の少女が自分を伺っていた
怖がらせない様にと微笑みながら、少女の視線に合わせる様にルナは体を屈ませる
「なぁに?」
「お姉ちゃんも一緒に遊ぼー?」
「え、でも…」
「…行って来い」
「ありがとう、刹那…」
「わー!じゃあ行こ行こ!」
「ま、待ってー」
刹那の返答を聞いた少女はルナの手を引っ張って走り出す、突然の事で情けない言葉が口から飛び出しながらも足が縺れない様にと駈ける
少女に連れられ、招かれたのは子供達が遊ぶチャイルドルームと言った所だろう、そこではすでにマリナが服を着替え、子供達と仲睦まじそうに戯れていた