弐拾七話 Please me Conversation
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「ここ等で引き返すのが為だぜぇ?!毛利!」
「ふん、それは貴様の事よ」
碇槍と輪刀が混じり合い、火花を散らす、紫を纏うのは長曽我部元親で緑を纏うは毛利元就
互いの力が互角な為に二人の決着がつく事もない、戦い合っていた時大きな第三者の声が響いた
「おーい!!」
「なっ!」
「…前田の風来坊が何故ここに来た、邪魔ぞ」
「そうだぜ?風来坊でも巻き込まれるぜ?」
「それ所じゃないって!あっちで女の子が泣いててさ!元親の名前呼んでるんだ!」
「!子供が…?!」
慶次の言葉に元親は顔色を変えて碇槍を地面へ向ける、何故自分の名前を呼んでいるか分からないが自分が求められているならば助けてやりたい
その思いが勝って慶次が言った方向へ走り出す、彼の背中を見て元就は嘲笑を浮かべる
「子供如きの命であの様に必死になるとは…鬼の名が泣くというものよ」
「だけどそのおかげでアンタを気絶出来そうだよ」
「何…?!っ!!」
不意打ちをつかれた元就は慶次の技によって安易に気を失ってしまう、何とか成功してその体を俵抱きにすると元親が走った方向へ呟く
「芹罹ちゃん、後少しだから頼んだよ」
「おーい!!ここに誰かいんだろ!声出してくれ!」
一方の元親は散々木が倒れた場所を悪戦苦闘しながら慶次が言った少女を探していた、だがその少女らしき声は聞こえない
もっと奥にいるのだろうかと考えて走り出すと小さな泣き声が聞こえて来た
「ひっく……うぅ…っ」
「!」
「うぇ…元親お兄、ちゃん…」
「待ってろ!今そっち行ってやるからなっ」
確かに自分の名を呼んで泣いてる、それに尚足取りは早くなる、そして大きな岩に寄りかかった漆黒の髪の少女が後ろ向きで泣いている
傷はない様で安堵の息を漏らしながら怖がらせぬ様に碇槍を置いて少女へ近付く
「来てやったぜ?この鬼が島の鬼、長曽我部元親が」
「ほんと…?本当に貴方がそう…?」
「おう!」
「…小太郎!」
「なっ?!」
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