弐拾六話 百の灯に微笑
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「それで…何かありましたか?お市様」
「ううん…市、貴女とお話したかったの…」
「私とです?」
「うん…貴女と市、似てるわ…」
「そう、なんですか」
淡い微笑みを浮かべるお市さんの言葉に少しの驚き、この世界で魔王である信長の血が流れる彼女と殺人を手掛ける二つの血が流れる私を見抜いたから
きっと彼女は自分の中を流れる魔王の血が恐ろしいのだろう、いつ自分を喰い破り、長政さんと離れる事を
「お市様、ここのお庭は沢山とは言いませんが百合と彼岸花が咲いていて綺麗ですね」
「長政様が市の為に作ってくれたの…」
「ならばもっと素敵な場所ですね、私もここが好きになりました」
「市もこのお庭好きよ…ねえ芹罹、市の事は市って呼んで…?」
「お市ちゃんと呼んでいいんですか?」
「うん…芹罹とお友達になりたいの…敬語も嫌…」
「にふふ分かった、お市ちゃん」
「市、嬉しい…」
嬉しそうに手を合わせて微笑むお市ちゃんに私も自然と微笑が浮かぶ、年上なのだろうけど幼く誰かが守ってあげないといけない彼女
史実ではいつか別れが来る二人に幸せな結末があれば良いと思う
「芹罹…市、一緒に寝て良い…?」
「え」
「浅井さん、ありがとな!」
「ふん別にこれくらい大した事ない、芹罹、またここに来てくれないか
市が貴様ともう少し話したいと言うのだ」
「お願い芹罹…」
「勿論です、また必ずお伺いします」
「ありがとう…」
結局一緒に寝たお市ちゃんと長政さんにお見送りをされながら私は再びここに来る約束をした、これで約束三つ目かな
「瀬戸内を頼む、あの者達は私の話も聞かぬのだ…!くそ、悪め!」
「大丈夫です、きっと鎮めてみせます」
「うむ!正義の名において頼むぞ、芹罹!」
「(芹罹)」
「うんそうだね、じゃあ行ってきます」
二人に手を振りながら私と慶次さんは再び瀬戸内に向かい出した
百の灯に微笑
(百合の如く純粋にして彼岸花の様に淡く)