弐拾四話 息止め過去
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第弐拾四話 息を止めた過去
―つの刹那?それとも永遠だったのか、感覚が鈍った様に私は政宗に抱き締められたまま、力はずっと強くて、暖かすぎて…
ダメだ、こんなにも優しくて暖かな人の傍に私はいてはいけない、遠ざけなきゃ
「離して下さい…」
「It refuses.」
「っ離して!!」
この世界に来て初めての大きな声、私は腕に力を込めて政宗の胸を突き飛ばす、簡単に私を繋ぎ止めていた腕は解かれる
何で、どうして、あんな忌み嫌われた話を聞いて、あんな事を仕出かした私を突き放さないの?混乱、錯乱、混迷…頭が割れそうだ
「どうして…?」
「What?」
「どうしてっどうして!あんな話を聞いて受け入れようとする?!皆、私の過去を知れば遠ざけ畏怖するのに!貪るように、自己の快楽を得る為に人を殺す私を!
何で!何で!貴方みたいな強い人が受け入れる!私なんかさっさと遠ざければ良いのに、同情でもないと言うならば何だというの!」
「Hum…」
ポーカーフェイスなんかもうどうでも良かった、今は私に向けられる温もりが何だという事だけが知りたかった、この人は何の感情を持って私を接するのか
「…芹罹と俺は似ているからだろうな」
「どこが、似てる…?私と貴方ではこんなにも違うのに…」
「Presentじゃねぇ、Pastの俺と芹罹だ」
「過去の私と貴方…?何の戯言を…」
「最初に言っていたな、俺のPastが芹罹のWorldでは知れ渡っていると」
「…!」
過去の政宗、そして今言った言葉、彼が言うのはその右目が死んで、母に遠巻きにされた事を言っている事を漸く頭が判断した
確かに似ている、だけど…私は貴方が思っているよりも汚く生きてる、違う
「同類だから放っておけねぇ、お前は強く見えてInsideが弱過ぎる、忠実に動く事でそれを隠し生きてんだろ?」
「…っ弱い私にはそうやって隠して生きるしか出来ない、貴方や小十郎達みたいに強くなんか生きられない
もう良いでしょう、私なんか放っておいて下さい、突き放して下さい…契約も今日を持って切りましょう」
「Noだ、最初に言った筈だがもう忘れたか?なら教えてやる
俺の前から逃げ、姿を消し、勝手に死ぬ事は許さねえ、お前の命は俺のもんだってな」
「…止めて」
「その時芹罹は肯定した、嘘だったのか?」
「止めて!!」
覚えてる、全部覚えてる!あの時に感じた身に余る幸福!全部、全部覚えてる!だからこそこんなにも貴方にしがみつこうとして、それを振り切りたいというのに!
傍にあったバタフライナイフを拾い上げ、政宗の肩を掴んで首筋に近付けようとして逆にその腕を掴まれ、再び閉じ込められる
―つの刹那?それとも永遠だったのか、感覚が鈍った様に私は政宗に抱き締められたまま、力はずっと強くて、暖かすぎて…
ダメだ、こんなにも優しくて暖かな人の傍に私はいてはいけない、遠ざけなきゃ
「離して下さい…」
「It refuses.」
「っ離して!!」
この世界に来て初めての大きな声、私は腕に力を込めて政宗の胸を突き飛ばす、簡単に私を繋ぎ止めていた腕は解かれる
何で、どうして、あんな忌み嫌われた話を聞いて、あんな事を仕出かした私を突き放さないの?混乱、錯乱、混迷…頭が割れそうだ
「どうして…?」
「What?」
「どうしてっどうして!あんな話を聞いて受け入れようとする?!皆、私の過去を知れば遠ざけ畏怖するのに!貪るように、自己の快楽を得る為に人を殺す私を!
何で!何で!貴方みたいな強い人が受け入れる!私なんかさっさと遠ざければ良いのに、同情でもないと言うならば何だというの!」
「Hum…」
ポーカーフェイスなんかもうどうでも良かった、今は私に向けられる温もりが何だという事だけが知りたかった、この人は何の感情を持って私を接するのか
「…芹罹と俺は似ているからだろうな」
「どこが、似てる…?私と貴方ではこんなにも違うのに…」
「Presentじゃねぇ、Pastの俺と芹罹だ」
「過去の私と貴方…?何の戯言を…」
「最初に言っていたな、俺のPastが芹罹のWorldでは知れ渡っていると」
「…!」
過去の政宗、そして今言った言葉、彼が言うのはその右目が死んで、母に遠巻きにされた事を言っている事を漸く頭が判断した
確かに似ている、だけど…私は貴方が思っているよりも汚く生きてる、違う
「同類だから放っておけねぇ、お前は強く見えてInsideが弱過ぎる、忠実に動く事でそれを隠し生きてんだろ?」
「…っ弱い私にはそうやって隠して生きるしか出来ない、貴方や小十郎達みたいに強くなんか生きられない
もう良いでしょう、私なんか放っておいて下さい、突き放して下さい…契約も今日を持って切りましょう」
「Noだ、最初に言った筈だがもう忘れたか?なら教えてやる
俺の前から逃げ、姿を消し、勝手に死ぬ事は許さねえ、お前の命は俺のもんだってな」
「…止めて」
「その時芹罹は肯定した、嘘だったのか?」
「止めて!!」
覚えてる、全部覚えてる!あの時に感じた身に余る幸福!全部、全部覚えてる!だからこそこんなにも貴方にしがみつこうとして、それを振り切りたいというのに!
傍にあったバタフライナイフを拾い上げ、政宗の肩を掴んで首筋に近付けようとして逆にその腕を掴まれ、再び閉じ込められる