九話 黄昏に背中合わせ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「お嬢さん、甘味好きなんでしょ?すっごい目が光ってるよ?旦那みたいにねー」
「う…っ」
「ほらほら食べなきゃ勿体ないよ?折角の甘味なのに勿体ないね~
それとも俺様が食べよ「ゴメンなさい、頂きます」うん、素直が一番可愛いよ♪」
「?!ゴホッ」
「大丈夫?」
「何とか…!」
お兄さんの言葉巧みな喋りに結局私が負けてしまい白玉団子を器を取って食べ出してしまった、ああ久し振りの甘味美味しい…!
何でこの世界に来てから私は最近「可愛い」とか言われてるんだろう…お兄さんが背中を叩いてくれたおかげで何とか団子を喉に詰まらせるまでには行かなかった
「ふーお嬢さんのおかげで久々に楽しかったよ」
「いえ!私の方こそお団子食べさせて貰ってありがとうございました!」
「アハー俺様が勝手にした事だから気にしないで良いよ」
だから何でここの人達は人の頭を撫でるのが好きなんだろう…お兄さんにも頭撫でられるし…頭撫でるのがブームなのかな
甘味屋のお姉さんがタイミングを見計らって私とお兄さんにそれぞれ布に包んだお団子を渡して来てくれたけど…あの、お兄さんの持つお団子の方が多いんだけど…まさか一人で…
「あ、これ俺様一人で食べるんじゃないよ?」
「な、何で分かったんですか?」
「顔に書いてあったよ?」
あ、絶対に違う、何だかお兄さんの表情がそんな感じ…まさか読心術を学んでたりしたのかな?戦国時代なら有り得そうな話だよね
―? Side―
「申し訳ありませんがこの方が買った分で三色団子が切れてて数が足りないのですが…」
「嘘?!」
うっわ三色団子なんか旦那の一番好きな奴じゃん!数足りないとまた俺様の給料減らされちゃうよ…あー泣きてぇ…
ん?お嬢さんが自分の重箱を開けて三色団子何本か取り出して…あれ、何か俺様に差し出してない?
「私の所、お兄さんの買った団子の数には少ないですけどいっぱいあるので何本か取っても大丈夫と思うんです
だからこれ受け取って下さい、さっきのお礼です♪」
「え、良いの?!」
「にふふーはいどうぞ!」
!可愛い笑顔だな…さっき話してた時とは違う表情でこっちは子供っぽいって感じだ…忍びである俺様の心にすっと入ってくるなんて…
まあ団子貰えるのは嬉しいから素直に受け取っておこう、こっちが受け取るとお嬢さんは笑みを深めた、何でこんな簡単な事で笑えるんだろう
「ありがとね!あーほんと助かったよ!」
「そんなっ」
「これで俺様の命長らえるよー」
「にふふっ大袈裟ですね」
「イヤ大袈裟じゃないんだよ、これが」