八話 不透明な正義に彼岸花を
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「今度は雪玉ですか…しかも味方巻き込んでるし…」
「そこは言ってやるな芹罹」
ボソリと言った私に政宗は微かにツッコむ、あーああの雪玉に巻き込まれてる人達本当に可哀想で同情が沸くよ…
取り敢えずここも私が曲弦糸で道を開くとしようかな
「HELL DRAGON!」
「ふえ?!」
「いつまでも芹罹の背に守られるのも癪だからな、You see?」
「…本当に凄い方ですよ、政宗は」
私の隣から政宗が雪玉目掛けて刀から球状の電撃を放ち、行く手を塞いでいた雪玉を一瞬で消し去る、惚けていた私を政宗は不適に笑う
本当にこの人は凄いな、普通の大名とか偉い人でもこんな風に前に出て戦おうとしないのに…
「もう来ただか」
「!」
「ガキ…?」
雪玉が一瞬止まっている隙を狙って私達が坂を駆け上るとそこに待っていたのは物見櫓の前で立っている銀髪を三つ編みにしている小さな女の子だった
その小柄な体格に似合わず大きなハンマーを持っているのと今までと全然違う、多分この子がこの一揆の発端者だろう
「Hey!お前がこの一揆の発端者か?」
「そうだべ!オラがいつきだ!」
「いつき、ね、どうして一揆を起こす?」
「お侍達はオラ達が丹精作った米を奪っていくばっかりだからだべ!
いつもいつもオラ達は奪われる立場…そんなのもう嫌だべ!だからオラ達が戦のない平和な世にするべ!邪魔するならお侍達を倒す!オラはお侍が大嫌いだ!」
「政宗様、どうやら聞く耳を持たない様ですぞ」
「しょうがねぇ…ガキを倒すのは性に合わねぇがやるしかねーか」
「政宗」
「…そんな易々と倒せるガキじゃねぇぞ?」
「だからこそです、ここで政宗が傷付けば話し合い所じゃないです、ここは私が行ってあの子を倒して話を聞く様にやってみます」
「出来るか?」
「私を誰だと思ってるんです?独眼竜の刃ですよ?」
「…OKここはお前に任せるぜ、小十郎!俺達は周りの奴等だ!」
「はっ!」
いつきと言う女の子はこちらの言葉に聞く耳を持たずに戦闘準備に入る、奪われる立場は嫌だよね、恨みとかが根付くばかりで
私の言葉に政宗は微かに目を見開き少し考える、と言うか考える時間をくれるって事はいつきちゃん、根は優しい子なんだろうな
そして決断を下した政宗は小十郎さんと一緒に周りに潜んでいた農民達と戦い出す、ここには私といつきちゃんが対峙するだけだ
「何で姉ちゃんはお侍さんの肩を持つだか?!」
「あの人が私の主だからだよ」
「なら!姉ちゃんもオラの敵だ!」
「そうだね、さあ殺して、解して、飽きるまで殺し尽くしてあげる。」
いつきちゃんに笑ってみせるといつきちゃんは目を細めて私目掛けて走って来てそのハンマーを振り下ろして来た
「うりゃっ!」
「っ!」
あー…これは結構キツいかも…いつきちゃんがハンマーを降ろす度に私の視界を雪で掻き消す、ここは彼女の陣地みたいなものだね
私は雪に目を細めながらバックステップ、雪で足下も取られるから本当に嫌な場所だし防御で手一杯…と言っている暇もないみたい