伍話 うねる蒼茫
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「芹罹!」
「!これは…木刀、ですか?」
「Yes!お前達がPracticeをした方が俺の為になると言っていただろう?
なら芹罹、お前が俺を相手をしてみせろ」
「は?!」
「筆頭!そりゃ無茶ですぜ!」
「!」
「お嬢はか弱い女の子ですぜ?!」
「筆頭の刀なんか受け止めちまったら腕が折れちまう!」
「…」
「芹罹こう言われているがお前はそのまま逃げるのか?」
「!!」
投げられた木刀を呆然と見ている私を守る為だろうか伊達軍の皆は必死に色々政宗さん目掛けて反論を繰り返す、けどその言葉は私に対してスイッチでしかないのを彼等は知らない
そしてそのスイッチは政宗さんの言葉によって切りが入った、そう《緋闇瞬永》であり《漆黒なる修羅》である私は勝敗に貪欲だ、だから一度受けた勝負は勝たなければこのスイッチは元に戻らない
「…その勝負、受けます」
「お嬢?!」
「お前等黙ってろ!」
「HA!良く言った!さあ構えろ!俺の渇きを癒してみせろ芹罹!」
色々反論が聞こえるけど今の私ー《漆黒なる修羅》の闇口芹罹にそんな声聞こえはしない、今は目の前のこの人を叩き伏せる事だけが私を動かす
政宗さんはゆっくりと笑みを浮かべながらその木刀を構える、私もそれに応じていつもの様に木刀を持つ、緋闇瞬永よりも細いけど大丈夫
小十郎さんの声によって辺りは静かになる、聞こえるのは―私と政宗さんの呼吸だけ、どちら共動かなかったけれど動きは同時だった
「奥州筆頭伊達政宗、」
「殺して、解して、飽きるまで、」
「推して参る!」
「殺し尽くしてあげる」
私達の斬撃は数秒の単位で私の方が僅かに速かった、私は足を踏み込み政宗さんの背後を取り急所である首を迷いなく狙った"つもり"だった
「…!」
「甘いな!」
「ちっ!」
「政宗様の背後を取るだと…!」
「お嬢スゲーッス!」
木刀は首に入るまでなく政宗さんがその刀で受け止めてしまう、やはり普通の解し方じゃ独眼竜には勝てない、か
弾かれて身を任せるがままに私は空に軽く舞い上がり政宗さんの木刀目掛けてかかと落としを決めてやる、まさか体術で来るとは思ってもみなかった様で少し驚いた様な表情を一瞬見せてまた楽しそうに笑う
「まさか体術も心得てるとはな!増々楽しくなってきたぜ!」
「…ええそうですね!」
「今度は俺から行くぜ?受け止めてみせろよ芹罹!」
「っく!」