参拾六話 無情は御伽のまま
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「芹罹くん…君まで何を…!修羅の姫が甘さなんて…!」
「芹罹ちゃん…っ」
「まだ駆引きは完全じゃないです、安心されないで下さい」
「駆、引?」
「先ず第一に半兵衛さんを今から伊達の捕虜ではなく、前田の捕虜とする事
そして第二、彼の身柄を彼の命尽きるまで見る、それが私の取引条件です」
「!ああ、約束するっ」
「にふふっなら駆引成功ですね♪」
「芹罹くん…!」
「半兵衛さん、貴方は捕虜です、精々昔の友人とその家族に恩を売られて生き延びて下さいな」
「…分かったよ、捕虜なら仕方ない、ね…」
笑顔を浮かべる慶次さんに私も安心して微笑み、『緋闇瞬永』を腰の鞘へと直す
もう歴史は変わってる、なら半兵衛さんの運命も私が変えたって問題ない…筈……あったらどうしよう…
「芹罹ちゃん、本当にありがとう…!」
「身内には元々甘いので、それにお礼言われる程の事してないですよ
それよりも政宗達は本能寺ですか」
「ああ、魔王さんと正面衝突してる…」
「そうですか、小太郎行こう」
「!ま、待ってよ!芹罹ちゃん、そんなボロボロの状態で本能寺に?!無茶だよ!」
「止めないで下さい、私は政宗の「刀」ですよ?それに今回のこの戦の引き金は私です
私が行かないで誰が行くんです?政宗が待っているのに行かないなんて有り得ない」
「慶次くん、彼女を止めるなんて無駄だよ…」
「にふふっ良くご存知で」
「(芹罹は己が運ぶ)」
「ありがとう小太郎、それではお二人とも戦が無事に終わり、私が生きていたらお会いしましょう」
小太郎に抱きかかえられ、私は大阪城に残される二人に微笑む、幸村…覇王は任せたから、信じてる
政宗待ってて、今そちらへ向かいます…!
無情は御伽の侭に
(運命を変えるは黒き修羅の姫)