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眠っている間、キャプテン・ネモ達によって姿を変えたシャドウ・ボーダー改めストーム・ボーダー
今までの素材むき出しの冷たい印象から、明るさを取り入れた通路は深海から海面へ浮上したかのような風景だ
「マスター、いかがしました?」
「えへへ、何でもなーい」
「もしかすると変なものでも食べた…とかですか?」
「……シーローウー?」
噛みつく準備がある事を知れば、苦笑交じりの謝罪の言葉が彼から降る。それを満足げにルシティカは受け止めて笑った
隣を見上げれば、自分の待ち望んでいたひとがいる
その愛しさ、奇跡、嬉しさがルシティカの笑顔を象り、天草がいるという現実を噛みしめる為に何度も何度も──見上げている事なんて彼は知らなくていいことだ
「ルシティカ、」
でも、これは別の話となる
躊躇いがちに飛び込んだ体を抱きとめる腕に、今まで彼が知らなくていいことだと思っていた全てを詰め込みたくなってしまう
「あったかい…本物のシロウだぁ……」
「長い間、待たせてしまってすみません」
「本当だよ!…本当に、ずっと会いたかったんだよ」
胸元に甘えるようにすり寄りながら、オリュンポスの作戦内で何度も見上げるという行為だけが天草との再会の実感を感じさせるものだった。あの苛烈な神との戦いの中、再会を喜ぶ暇なんてなかった
ずっと会いたかった、涙交じりの言葉に天草四郎はルシティカの頭を撫でる事で返事とする。二人にとって、それだけで十分なのだ
「言いたいこと、聞いてほしいこと、いっぱいあるけど…」
「ええ。そちらは後でご要望の限り、時間を使うとして──
今は君を抱きしめていたい、そんな我儘をどうか許してほしい」
「…もう、離さないでね」
抱きしめてくれる腕の強さが、少しだけ強くなって体の密着度が高まる
少しの窮屈巻でさえも天草四郎から与えられるものならと、ルシティカはそれに幸福を見出していた。
今までの素材むき出しの冷たい印象から、明るさを取り入れた通路は深海から海面へ浮上したかのような風景だ
「マスター、いかがしました?」
「えへへ、何でもなーい」
「もしかすると変なものでも食べた…とかですか?」
「……シーローウー?」
噛みつく準備がある事を知れば、苦笑交じりの謝罪の言葉が彼から降る。それを満足げにルシティカは受け止めて笑った
隣を見上げれば、自分の待ち望んでいたひとがいる
その愛しさ、奇跡、嬉しさがルシティカの笑顔を象り、天草がいるという現実を噛みしめる為に何度も何度も──見上げている事なんて彼は知らなくていいことだ
「ルシティカ、」
でも、これは別の話となる
躊躇いがちに飛び込んだ体を抱きとめる腕に、今まで彼が知らなくていいことだと思っていた全てを詰め込みたくなってしまう
「あったかい…本物のシロウだぁ……」
「長い間、待たせてしまってすみません」
「本当だよ!…本当に、ずっと会いたかったんだよ」
胸元に甘えるようにすり寄りながら、オリュンポスの作戦内で何度も見上げるという行為だけが天草との再会の実感を感じさせるものだった。あの苛烈な神との戦いの中、再会を喜ぶ暇なんてなかった
ずっと会いたかった、涙交じりの言葉に天草四郎はルシティカの頭を撫でる事で返事とする。二人にとって、それだけで十分なのだ
「言いたいこと、聞いてほしいこと、いっぱいあるけど…」
「ええ。そちらは後でご要望の限り、時間を使うとして──
今は君を抱きしめていたい、そんな我儘をどうか許してほしい」
「…もう、離さないでね」
抱きしめてくれる腕の強さが、少しだけ強くなって体の密着度が高まる
少しの窮屈巻でさえも天草四郎から与えられるものならと、ルシティカはそれに幸福を見出していた。
眠りの森を抜けて
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