拙作散文
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審神者は泣き崩れていた。
自覚したところからすでにかなわない恋をして。
泣いて泣いて、出先から帰り、玄関で泣き崩れていたら、
愛する刀に、浴室へ連行されて、今に至る。
、、今、冬で寒いからね
ってそうじゃない。
いつの間にか服は没収され、、浴槽に沈められる。
刀が、、男士が、背中から抱きかかえた状態で、
あたりまえだけど、ものを感じる。
わたしが女性であること、お風呂や部屋割りに影響が出ることを伝えていたはず、というか、もう2年目も過ぎるくらいですよね
「じっきゅーさん、腕もう少し緩めて、、」
そう、実休光忠
しっかり者の燭台切と福島からしっかり生活の教えを受けていたはずの、
光忠の長男的立場の刀。
ふんわりしているとしても、あまりにも、あまりにも、、デリカシーをどこに置いてきた。
しかし、力では勝てない。回された腕は苦しくないけどびくともしない。
動かない。
しかも、抱きかかえ方が、その
みぞおちとわき腹に腕と掌を感じる
胸は触られてないものの、、何となく上に寄せられているような、
自覚してしまうと、、動機が、自分の心臓の音が大きく感じる。
タオル越しのものも感じるけど、それより腕
「あの、、腕を緩めて、、あんまり上にあげないでほしいんですけど、」
ゼロ距離で背中から、抱きかかえられているので表情、顔が見えない。
「、身体はあったまったかな」
穏やかに聞く声色は変わらないけど、苦しくないけど、かなり、身体を寄せられている。
「とても、悲しい顔をしていたから、、早くあっためなくちゃと思って、、」
それと
「、僕が元気づけたくて、、でも何もしないよ、これ以上は」
改めて、腕の位置を直される。けど結局、みぞおちとわき腹に掌を当てられ、、さらにドキドキとする心臓、頭が沸騰しそう。
「、、意識してよ、僕のこと」
何と恋されていた。
背中により寄ってくる頬と髪の毛の感触。
「それは、、」
ああ、頭がぽっぽしてきた
「まずは、お風呂から出して」
考えがまとまらない。
すると、反応できない速さで実休さんの腕が動き、抱き上げられて、とっさにむねを隠す
「もうすこし、丁寧に、「ごめんね、寒くないようにするから、その後きかせて」
珍しく早口、白い肌が朱に染まっているのは湯の熱さか、ドキドキか。こんなことされてるのに、結局この刀がカワイイ気がするのは、わたしも大概なのかな。
この後、なんていおうか、考えてみることにした。
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