『絶対に赦さない。だから…君の事破滅させてあげるよ』

目の前で微笑う、大嫌いな…ボクの恋人。

城「はい、カーット。チェック入りまーす」
★「良いモノローグだ、相棒！ 最高の画が撮れたぜ!!」
☆「一応聞くね、もう一人のボク。…なにこれ」
★「原案、オレ！ 監督、オレ！ 主演、相棒！ 相手役、オレの闇表映画だぜ!! スタッフとして城之内くんや杏子にも協力してもらっている」
☆「何してるんだよ、君ってヤツは！ あと自分で闇表とか言わないの！」
★「大事な事だぜ！ 相棒はオレの事大嫌いで憎んでいるんだが、そんな事は知らないオレに告白されてしまうんだ。オレに近づいて復讐する為にオーケーする相棒だが、次第にオレの優しさに惹かれて心の中で葛藤が生じて行く…。こんなストーリーなんだ。な、闇表だろ？」
☆「君ってたまに妄想逞しいよね」
★「よし！ それじゃあ、シーン２に行くぜ！」
杏「カメラ回りました～」
城「本番！ ３、２…」
☆「いきなり本番!? 普通、テストとか…！」
★「ほら、相棒！ 次はオレの首に両腕を回して上目遣いのシーン行くぜ!!」
☆「えぇぇぇぇ!!」

終