2人の旋律
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「ステップもろくに踏めないやつが何言ってんだ」
「うるさいなぁ。だいたいあたし、踊るより戦う方が得意だし」
「俺も同意だ」
「だからその戦闘スタンスをなんとかしろって言ってるんだ。……ターレス様、貴方もですよ! もう少しリラックスしてください、あと表情! 怖いですって!」
ダイーズが呆れたように片手で額を押さえる。すでに彼の疲労は溜まり始めているようだ。まだ指導は第1歩どころか始まってすらいない。
「こいつがふざけているだけだ」
ダイーズの指摘に、ターレスは全く動じない。飄々としたいつもの表情のまま、顎で私を指す。思わずむっとして反論しようとすると、ダイーズの笑い声が響いた。
「ははっ! ……それがまた問題なんですよ!! いいですか、お互い〝パートナー〟を意識して動いてください! これは戦いじゃない、社交なんです!!」
彼の怒涛の指摘に中々ピンと来ない私は頭を悩ませる。社交という言葉自体は曖昧に想像がつくが、それをダンスに例えられるのがよく分からないのだ。
「社交か……よく分かんないな」
ターレスの方を見てヒントを得ようとするが、相変わらず彼の表情は変わらない。分からないものは分からない、そう思った私は考えるのを止めると、顔を顰めたままこれ以上ダイーズが迫ってくることはなかった。
そうしてひとつの咳払いが響いた後、ダイーズは傍に置いてあったメトロノームを動かし始める。
「……気を取り直して、さあ始めるぞ。まずはステップからだ!」
「うるさいなぁ。だいたいあたし、踊るより戦う方が得意だし」
「俺も同意だ」
「だからその戦闘スタンスをなんとかしろって言ってるんだ。……ターレス様、貴方もですよ! もう少しリラックスしてください、あと表情! 怖いですって!」
ダイーズが呆れたように片手で額を押さえる。すでに彼の疲労は溜まり始めているようだ。まだ指導は第1歩どころか始まってすらいない。
「こいつがふざけているだけだ」
ダイーズの指摘に、ターレスは全く動じない。飄々としたいつもの表情のまま、顎で私を指す。思わずむっとして反論しようとすると、ダイーズの笑い声が響いた。
「ははっ! ……それがまた問題なんですよ!! いいですか、お互い〝パートナー〟を意識して動いてください! これは戦いじゃない、社交なんです!!」
彼の怒涛の指摘に中々ピンと来ない私は頭を悩ませる。社交という言葉自体は曖昧に想像がつくが、それをダンスに例えられるのがよく分からないのだ。
「社交か……よく分かんないな」
ターレスの方を見てヒントを得ようとするが、相変わらず彼の表情は変わらない。分からないものは分からない、そう思った私は考えるのを止めると、顔を顰めたままこれ以上ダイーズが迫ってくることはなかった。
そうしてひとつの咳払いが響いた後、ダイーズは傍に置いてあったメトロノームを動かし始める。
「……気を取り直して、さあ始めるぞ。まずはステップからだ!」