2人の旋律
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いよいよイベント当日。パーティー会場の裏手、出場ペア専用の控室。高級感のある室内に、今夜だけは貴族の振る舞いをした影がひとつ、鏡の前にあった。
「……ふう」
純白のマントを軽く整え、俺は深く息を吐く。隅々まで整った綺麗な服装は、普段の戦闘服とはまるで別物であまり落ち着かない。
「よく似合ってんじゃん、筆頭」
背後から聞こえた声に振り向く。いつの間にかそこにいたのは、まるで別人のようなロゼだった。薄い色素に溶け込んだ、星屑のように透けるホワイトカラーのドレスには、パステルグリーンのフリルがよく似合っている。胸元に咲く赤いコサージュは、団員たちが選んだ一輪の薔薇だ。髪型もふんわりと巻かれて柔らかく、サイドは編み込みが施されており、ダイーズが手掛けたのだろうとひと目で分かる。
「……何、変?」
俺の視線に居心地悪そうにロゼはたじろぐ。普段のガサツな姿とは異なり、女性らしい雰囲気を纏う彼女の仕草は、人の視線を独り占めするには十分なものだった。
「いいや? よく似合ってる」
俺を首を振り、素直に言った。嘘でも照れでもない本心だった。そんな言葉に彼女は少しだけ目を見開いて、それからくすぐったそうに笑う。
「なんか、こういう格好って……落ち着かないな。らしくないっていうか、ほら、注目されそうで」
「されるだろうな」
「あーもう、やめてよ本番前に恥ずかしい」
多少の緊張もあるのだろう、ロゼは口を尖らせてそっぽを向いた。そこへ控室のドアが軽くノックされる。
「準備はできたか、そろそろ出番だぞー!」
扉越しに、レズンの声が響く。横目でロゼを確認すると、彼女もまたこちらを見て、目を合わせるとこくりと頷いた。
「よし、行くか」
「……うん!」
「……ふう」
純白のマントを軽く整え、俺は深く息を吐く。隅々まで整った綺麗な服装は、普段の戦闘服とはまるで別物であまり落ち着かない。
「よく似合ってんじゃん、筆頭」
背後から聞こえた声に振り向く。いつの間にかそこにいたのは、まるで別人のようなロゼだった。薄い色素に溶け込んだ、星屑のように透けるホワイトカラーのドレスには、パステルグリーンのフリルがよく似合っている。胸元に咲く赤いコサージュは、団員たちが選んだ一輪の薔薇だ。髪型もふんわりと巻かれて柔らかく、サイドは編み込みが施されており、ダイーズが手掛けたのだろうとひと目で分かる。
「……何、変?」
俺の視線に居心地悪そうにロゼはたじろぐ。普段のガサツな姿とは異なり、女性らしい雰囲気を纏う彼女の仕草は、人の視線を独り占めするには十分なものだった。
「いいや? よく似合ってる」
俺を首を振り、素直に言った。嘘でも照れでもない本心だった。そんな言葉に彼女は少しだけ目を見開いて、それからくすぐったそうに笑う。
「なんか、こういう格好って……落ち着かないな。らしくないっていうか、ほら、注目されそうで」
「されるだろうな」
「あーもう、やめてよ本番前に恥ずかしい」
多少の緊張もあるのだろう、ロゼは口を尖らせてそっぽを向いた。そこへ控室のドアが軽くノックされる。
「準備はできたか、そろそろ出番だぞー!」
扉越しに、レズンの声が響く。横目でロゼを確認すると、彼女もまたこちらを見て、目を合わせるとこくりと頷いた。
「よし、行くか」
「……うん!」