2人の旋律
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そんな中、私の手はきちんと気になった衣装に伸びていた。可愛いだとか利便性だとか、そういう考えではなく、無意識下で探していたのだ。
「ロゼのパーソナルカラー的には、こういう寒色系が映えると思うぞ。例えばパステルカラー、青や紫、シルバーラインが入ってるものなど……」
黒いドレスを眺めていたカカオに、ダイーズが横から冷静に口を挟む。彼の意見を小耳に挟みながら、また次へと私はカタログを手に取る。
「お前、やけに詳しいな」
「フン、俺は王子だぞ? 正装の知識くらいある。それに個々の好みより、見た目の印象が勝負を左右する」
レズンの言葉に、ダイーズが火花を散らすような目を向け合る中、私は1着の衣装に目が留まった。それはパステルグリーンをベースにしたドレスだった。ふんわりと体を包むフリルに、装飾は最小限。しかし体のラインを綺麗に見せる作りになっており、私のエメラルド色の瞳とマッチしている。
「これ……色、好きかも?」
ぽつりと呟いた私に、団員たちは一瞬でわらわらと群がってカタログを覗き込んでくる。スカートは嫌だの、動きやすいものがいいだの、散々文句を飛ばしていた私がドレスを選んだことに、みな驚きの色を顕にしている。
「それが決め手でっせい?」
「んー決め手っていうか、何となく」
アモンドの確認に私は頷く。ダイーズも険しい顔でカタログを睨みつけたあと、悪くないと目線を交えて頷いてくれた。ターレスは私が指したドレスを眺め、私と交互に見つめた。そして口元を僅かに動かす。
「お前にしてはいいものを選んだな、それにしとけ」
「やった、オッケーもらえた」
「ようやく決まったか!」
こうして私の衣装が決まり、緊急任務は無事成功となった。
その後、すぐに取り寄せられたドレスと共に、私は試着の為、着付けを任されたカカオと共にその場を離れる。残された団員たちは私を見送った後、何処か妙に静かな空気に包まれていた。
「……ターレス様は、ああいうのが好きなんですか?」
レズンが恐る恐るぽつりと尋ねると、ターレスは少しだけ考え込み、一言。
「あいつが選んだんだ、俺の好みは関係ない」
「……うっそだー」
「絶対嘘でっせい」
「嘘ですね」
ざわめく団員の言葉に、ターレスはそれ以上何も言わなかった。
「ロゼのパーソナルカラー的には、こういう寒色系が映えると思うぞ。例えばパステルカラー、青や紫、シルバーラインが入ってるものなど……」
黒いドレスを眺めていたカカオに、ダイーズが横から冷静に口を挟む。彼の意見を小耳に挟みながら、また次へと私はカタログを手に取る。
「お前、やけに詳しいな」
「フン、俺は王子だぞ? 正装の知識くらいある。それに個々の好みより、見た目の印象が勝負を左右する」
レズンの言葉に、ダイーズが火花を散らすような目を向け合る中、私は1着の衣装に目が留まった。それはパステルグリーンをベースにしたドレスだった。ふんわりと体を包むフリルに、装飾は最小限。しかし体のラインを綺麗に見せる作りになっており、私のエメラルド色の瞳とマッチしている。
「これ……色、好きかも?」
ぽつりと呟いた私に、団員たちは一瞬でわらわらと群がってカタログを覗き込んでくる。スカートは嫌だの、動きやすいものがいいだの、散々文句を飛ばしていた私がドレスを選んだことに、みな驚きの色を顕にしている。
「それが決め手でっせい?」
「んー決め手っていうか、何となく」
アモンドの確認に私は頷く。ダイーズも険しい顔でカタログを睨みつけたあと、悪くないと目線を交えて頷いてくれた。ターレスは私が指したドレスを眺め、私と交互に見つめた。そして口元を僅かに動かす。
「お前にしてはいいものを選んだな、それにしとけ」
「やった、オッケーもらえた」
「ようやく決まったか!」
こうして私の衣装が決まり、緊急任務は無事成功となった。
その後、すぐに取り寄せられたドレスと共に、私は試着の為、着付けを任されたカカオと共にその場を離れる。残された団員たちは私を見送った後、何処か妙に静かな空気に包まれていた。
「……ターレス様は、ああいうのが好きなんですか?」
レズンが恐る恐るぽつりと尋ねると、ターレスは少しだけ考え込み、一言。
「あいつが選んだんだ、俺の好みは関係ない」
「……うっそだー」
「絶対嘘でっせい」
「嘘ですね」
ざわめく団員の言葉に、ターレスはそれ以上何も言わなかった。