ゆめ
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⚠️ 成人、同棲設定
最近、気付いたことがある。
「夢子、靴履けたか?」
「履けた~今いくよ~」
開け放した玄関の向こう、仁王くんが車のドアを開けて待っていてくれてる。玄関の鍵を閉めて車に乗り込むと、バタンとドアが閉められた。車でおでかけする時のいつもの流れだ。
「ありがと」
開けた窓から仁王くんにそう声を掛けると、無言で頭をわしゃわしゃと撫でられた。仁王くんも運転席に乗り込んで、まずは目的地の確認から。
「ちとかかるのう…夢子、薬ちゃんと飲んだか?」
「ばっちりだよ~たくさん寝たし元気!」
目的地の確認をしながら、仁王くんが携帯を操作している。その姿を眺めているとスピーカーから流れる、耳に馴染んだ音楽。そう、これだ。
「仁王くん、これ好きなの?」
車に乗るとかかるのはいつだってわたしの好きな音楽で、だけど正直仁王くんとわたしの音楽の好みは合わない。なのに何故、ということに、今更になって気付いたのだ。
「ん?夢子これ好きじゃろ?」
きょとんとした顔で違ったかの?と聞いてくる仁王くんに、こちらもきょとんとしてしまう。
「仁王くんが運転するんだし、自分の好きな歌にすればいいのに」
「俺は助手席にご機嫌で座っとる夢子がみれればそれでええ」
仁王くんのとびきりの優しい笑顔に、顔が赤くなるのがわかった。
「あ、そ、そう、、?」
仁王くんが他の人にこの笑顔を見せることは、少なくともわたしの知る限りは無い。共通の友達数人と喋っていて笑うことはあっても、こんなに優しい目をしない。自分だけに向けられる特別な笑顔に、脳みそがどろどろにとけそうなわたしは、そっぽを向いてそっけない返事をするのが精一杯だった。
最近、気付いたことがある。
「夢子、靴履けたか?」
「履けた~今いくよ~」
開け放した玄関の向こう、仁王くんが車のドアを開けて待っていてくれてる。玄関の鍵を閉めて車に乗り込むと、バタンとドアが閉められた。車でおでかけする時のいつもの流れだ。
「ありがと」
開けた窓から仁王くんにそう声を掛けると、無言で頭をわしゃわしゃと撫でられた。仁王くんも運転席に乗り込んで、まずは目的地の確認から。
「ちとかかるのう…夢子、薬ちゃんと飲んだか?」
「ばっちりだよ~たくさん寝たし元気!」
目的地の確認をしながら、仁王くんが携帯を操作している。その姿を眺めているとスピーカーから流れる、耳に馴染んだ音楽。そう、これだ。
「仁王くん、これ好きなの?」
車に乗るとかかるのはいつだってわたしの好きな音楽で、だけど正直仁王くんとわたしの音楽の好みは合わない。なのに何故、ということに、今更になって気付いたのだ。
「ん?夢子これ好きじゃろ?」
きょとんとした顔で違ったかの?と聞いてくる仁王くんに、こちらもきょとんとしてしまう。
「仁王くんが運転するんだし、自分の好きな歌にすればいいのに」
「俺は助手席にご機嫌で座っとる夢子がみれればそれでええ」
仁王くんのとびきりの優しい笑顔に、顔が赤くなるのがわかった。
「あ、そ、そう、、?」
仁王くんが他の人にこの笑顔を見せることは、少なくともわたしの知る限りは無い。共通の友達数人と喋っていて笑うことはあっても、こんなに優しい目をしない。自分だけに向けられる特別な笑顔に、脳みそがどろどろにとけそうなわたしは、そっぽを向いてそっけない返事をするのが精一杯だった。