ふわりside

「きんちょおするよぉ……ハクにぃ。」

そういって私はぴくｺﾞﾎﾝｺﾞﾎﾝハクにぃの袖をギュッと握りしめた。回りにいる人も、この

総統室

から溢れる威圧感に狼狽えている。まぁ、私は全然平気なんですけど。一応怖がってないと怪しまれますし。そんなことを思っていると、

?「では、入ってください。」

と、赤マフラーの人が中から出てきてそのドアをガチャリと開けた。その中にゾロゾロと合格した15人が入っていった。

gr「よく来てくれた。あの"オスマン"の審査を抜けるとは。」

そう言うと総統様の後ろに控えている二人のうち、ふわふわとした雰囲気の男性が軽く手を上げた。

gr「これから働いてくれることを楽しみにしているゾ！」

その後は、お城の構造やメイド長と執事長の紹介などの説明があり、最後に

gr「合格発表が突然すぎたのは此方でも反省している。だから今日は一度支度をしに帰り明日、同じ時刻にはじめの部屋に集まってくれ。」

gr「後、白（ハク）兄妹は残ってくれ。解散！」

「「「「ハイル・グルッペン」」」」

ゑ?!なんで⁉