秘密のバレンタインの段
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一年は組の授業が終わり、私は六年は組の教室の前で待機した。
ぞろぞろと生徒が教室から出てくるのに混ざって、お目当の生徒を発見。
山「あ〜、弥苫。」
『ん?山田先生?』
食満留三郎と善法寺伊作の間にいる生徒。
この生徒は、朝霧弥苫。私は彼...まぁ本当は彼女。
こいつの保護者をしている。
山「ちょっと、相談に乗ってくれんか?」
『相談?』
山「食満、善法寺、ちょっと弥苫を借りるぞ。」
私はそう言って、食満と善法寺にウインクをした。
留「ぅげっ...。」
伊「ん?どうしたの留三郎?」
留「やっぱ保健室行こう...。」
私が弥苫を連れてきたのは、私と土井先生の部屋の前。
『一体何なんですか?』
山「まぁ、よーく耳をすませてみなさい。」
『...ん?』
土「ぅぅぅうう...う"う"ぇぇ...」
『...土井先生の鳴き声...いつもより激しいですね。』
山「そうなんだよ、相談とはこのことなんだ...実は...」
一年は組の教科担当教師、土井半助は神経性胃炎の持ち主なのは有名だ。
今まさに、その神経性胃炎、つまりストレスが爆発状態で、精神的に参ってるんだ。
なぜかというと、今日の一年は組のテストの点が平均的にすこぶる悪くて、
一年い組の教科担当教師、安藤先生に嫌味を言われっぱなし。
おまけにきり丸の造花作りと洗濯、犬の散歩のアルバイトの溜め込みで巻き込まれ...。
『ちょっと待ってください。それっていつものことなのでは...。
それに、体調面でしょ?そういうことは校医の新野先生に相談しては?』
山「したよ〜そしたら新野先生がなぁ...」
〜〜〜
新「ストレスは薬では良くなりませんので、なんとかストレスを和らげることが最もいい方法でしょうね。」
山「今の土井先生のストレスを和らげるって...一体どんな方法が...。」
新「今の時期、バレンタインというイベントで若者たちが賑わってますが
土井先生には恋人がいませんしねぇ。」
山「あ、それですっ。」
新「えぇ?」
〜〜〜
山「と、いうわけだ。」
『いや、全然わからないんですけど。』
山「お前もこういうこととなると鈍いんだからも〜!いいか?
お前が土井先生に何かプレゼントするんだ。バレンタインという口実を使って。」
『それで土井先生の神経性胃炎はよくなりませんよ?』
山「アホッ、忍術学園の中でも美人の女は女装した私か、お前くらいだろ?」
『いろいろ危ない発言。』
山「土井先生にはよく可愛がってもらっているだろう?恩返しと思って何かプレゼント探してきなさい。」
『そんな急に言われても〜(汗)』
山「とにかく、期限は明日の夜までだ!何か準備してきなさい!」
『ヒィィ〜わかりましたよぉもぉ〜!』
すまんなぁ弥苫。
これも土井先生のためなんだ。
土井先生は本当にお前を大切に思っていらっしゃる。
いっそ結婚させたいくらいなんだが...
そんなこと言ったらふたりとも気が気じゃなくなるな(笑)
とにかく土井先生を癒してくれ。
頼んだぞ、弥苫!
♯ ○ ♯ ○