ドクたま思いの校長先生の段
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
時刻はすっかり黄昏時。
ドクタケ忍者隊の合戦の練習も終えようとしていた。
『おーい!』
稗「ん?」
なんだか遠くから声がする。
よく見ると、朝霧弥苫が遠くで手を振っている。
風「お頭ぁ、あれ誰ですか?」
稗「風鬼、あいつは生意気な忍術学園の六年生だ。」
え?という間抜け面の風鬼は置いといて。
あいつは、走ってわしのところまで来た。
『合戦の練習だったのか。』
稗「お前には関係ない。」
『ちぇ、冷めてるのは名前だけじゃないんだな〜。』
稗「うるさい!何しに来たんだ!」
とことん生意気なやつだ!
いったいドクたま達はこいつの何がいいんだ!?
『そう言うなよ〜お礼に来たんだよ。』
稗「お、お礼?」
意外な言葉が出たもんだからびっくりした。
『今日、ドクたま達に会った時、すごく喜んでもらえた。
話もたくさんできたし、手裏剣の投げ方とか教えたんだ。』
稗「それで?」
『う〜ん、そうだな。こんな機会作ってくれたのもお前だし、お前にはちゃんと会ってお礼を言おうと思って!』
うん?こいつ...
めちゃくちゃいいやつじゃないかぁぁあ♪
『それと、ドクたま達も私を連れて来てくれてありがとうって言ってたぞ。校長先生。』
稗「あ〜そうかそうか、それはよかった!」
『ドクたま思いのいい校長先生だな。じゃあな!』
稗「あ〜待ちなさい朝霧弥苫!」
『なんだ?』
ドクたまとわしまでも褒めてくれるとは...なんて心が綺麗なやつだ。
忍術学園とは敵同士の、このわしなんかに...!
わし、ドクたま達と一緒に朝霧弥苫のファンクラブ作りたいぐらいだ!!
稗「やっぱりお前を、ドクタケ忍術教室の六年生として、迎え入れることを決めた!!これからわしが、お前の面倒見るぞ!」
土「そんなの絶対に許さないからなぁー!!!!」
げっ!
土井半助が夕日をバックに叫んでいる!
そしてこっちへ走って来た!
土「八方斎、やっぱりお前はろくなやつじゃなーい!!」
稗「げげ!土井半助、追いかけて来るなぁ〜!」
乱「あ〜あ、土井先生今日はなんだかずっとピリピリしてたね。」
き「弥苫先輩がドクタケに盗られるわけないのにな。」
し「心配しすぎてまた胃が痛くなっちゃうんじゃない〜。」
『また来るな〜!冷めた麻婆豆腐〜!!』
稗「わしは、稗田八方斎だぁー!!」
♯ ○ ♯ ○