伊「ざ、雑渡さんってたまに変なこと言いますよね〜！」

雑「変なこと？」



伊作先輩がなんだか慌てていらっしゃる。

でも、それにしても変だよ昆奈門さん。
弥苫先輩はかわいいというより、美人とか格好良いとかの方が合うんじゃないかな？

それに、男なのにかわいいって言われちゃうのって...。
なんだか失礼だよねぇ〜？昆奈門さんの感覚ってミステリィ〜♪



伏「昆奈門さん、男性にかわいいなんておかしいですよ。」

雑「え、男なの？どう見たって女じゃないか。」

伊「は！？∑(ﾟдﾟ；)」
『ギクリッ！』

伏「え？(´-ω-`)」



まったくどうなっちゃってるの昆奈門さん？
う〜ん、でも弥苫先輩って改めて見ると本当に綺麗...。
なんだかうっとりしちゃうねぇ、魅入っちゃう。



『ふ、伏木蔵〜そんなにジロジロ見るなっ！』

伏「あ、すみませんついぃ〜！」

伊「まったく、雑渡さんが変なこと言うから〜（汗）」

雑「だから、変なことってなに？」



伊作先輩が、なんだか弥苫先輩を隠すようにして守って、慌てている。
でもこの光景もなんだか変だよねぇ。男同士だと思えない〜。



雑「伊作君は、この子といてよく平然としていられるよね。」

伊「え？どういうことですか？」

雑「だって...私がもし一緒にいたら、つい...」

伊伏「「つい？？」」









雑「触っちゃう。」









『...( ﾟдﾟ )』









伏「は？(´･_･`)」









伊「昆奈門、アウトー！」










これはミリテリィ〜...。

雑渡さん、変なことをさらっと言っちゃうから弥苫先輩がカチンコチンに固まっちゃった。
伊作先輩も少し目つき怖めになってきたし...

これは事件だよ！






雑「伊作君、君がどいてくれないとその子の顔がよく見えないよ。」

伊「こ、この際もうあなたには見せません！！」




雑「なんでよ、そんなにかわいいのに...その、猫ちゃん。」




伏「ほぇ？」
伊「え？」
『ほっ！？』





ど「にゃぅ？」









猫ちゃんか〜〜〜〜いっ！！！




だよね、猫ちゃん...どん兵衛、かわいいもんね！頭巾被せたし！
そりゃそうだよね！弥苫先輩って男だし、かわいいってことはないよね！







雑「さっきから君の頭の上に乗ってるその子。ずっとその子のこと、言ってるんだけど？」


『さ、触ってください触ってくださいっっ！！』


雑「うわ、ふわふわだね。」


ど「にゃお〜♪」






伊「や、やれやれ〜...。」










まったく、雑渡昆奈門さんのマイペースぶりには振り回されちゃうよ〜。
久々にスリル感じちゃった〜ハラハラしちゃったよ〜。








忍術学園ってやっぱり、スリルとサスペンスがつきものだね♪










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