男なのに!の段
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『どん兵衛、私たちとお揃いだな!よかったなぁ〜!』
ど「にゃう〜♪」
どん兵衛のコブに塗り薬を塗った後、かなり逃げ回ってしまったので
伊作先輩と僕は捕まえて頭巾を被せるのにかなり時間がかかりました...。
弥苫先輩は笑っていて涼しい顔している...。
伏「なんだか一気にヘムヘムっぽくなりましたね。」
『そうだな。どん兵衛とヘムヘムはライバル同士だから、ヘムヘムがいい顔しないかもしれないけど(笑)』
伊「とってもかわいいよ〜...。」
伊作先輩、ボロボロです...(汗)
『ずいぶん迷惑かけちゃったな、伊作、伏木蔵。』
伊「いや、保険委員として当然なことをしたまでだよ。」
伏「ですね。」
『助かったよ、ふたりともありがとう!』
弥苫先輩がどん兵衛を抱えて医務室を出ようとした時、またも医務室の扉がピシャッと開いた。
『っ!?』
伊「あっ!」
伏「あなたは!」
医務室に入ってきたのは、顔から全身にかけて包帯巻き巻きの姿。
その包帯巻き巻きの顔からちらっと鋭く片目が覗く。
くすんだ茶色の忍者服の忍者といえば...
伊「タコヤキドキ城の...」
伏「ちょっと粉もんさん...!」
雑「タソガレドキ城の雑渡昆奈門だよ。」
そうでした。
彼は、タソガレドキ城忍者隊の組頭、雑渡昆奈門さん。
僕たち保険委員、特に僕と伊作先輩とはよく交流のある人物です。
ですが...
伊「あ、弥苫...?」
『...(((;゚д゚;)))』
医務室を出て行こうとされていた弥苫先輩の目の前に突然昆奈門さんが現れたのでかなり怖がっている。
伊作先輩の背後に隠れて、ガクガク震えている。
伏「ざ、雑渡昆奈門さん、今日はどうしてここへ?」
雑「戦で怪我をしたので手当てしてもらおうと思ってね。」
伊「わざわざここまで?」
雑「君たちに手当てしてもらいたくてね。」
昆奈門さんはこう見えてかなり優しくフレンドリーなお方です。
傷を見て見たけど、手首の擦り傷だけで大したことなかったので、
昆奈門さんにも塗り薬と、絆創膏の代わりに包帯で傷口を保護してあげた。
雑「伊作君、さっきから君の後ろに隠れているのは?」
伊「え、あ...まだいたの?弥苫?(汗)」
『ヒッ∑(;゚ω゚ノ)ノ』
手当てを終えた昆奈門さんが、伊作先輩の背後に隠れる弥苫先輩を覗き込んだけど
弥苫先輩、昆奈門さんが相当怖いようで、なかなか目を合わせません。
伊「僕と同じ六年は組の朝霧弥苫です。普段はクールな子なんですが...雑渡さんが怖いようです(汗)」
雑「ふむ...弥苫君、怖くないよ。仲良くしよう。」
伏「こ、昆奈門さん...そんな低い声で棒読みじゃ余計怖いです...!」
『...タソガレドキ城は戦好きのおっかない城...なんで忍術学園の中に...?』
恐る恐る弥苫先輩が伊作先輩の背後から顔を覗かせる。
すごく涙目で顔を少し赤らめちゃって、相当怖いんですね...。
雑「おや...?君....」
伊伏「「ん??」」
雑「すごく、かわいいね。」
『え( ゚д゚ ;)』
伊「ヤバイ( ˙-˙ )」
なんだこれはー!?
これはまさに、
スリルとサスペンスゥ〜♪
♯ ○ ♯ ○