六年生と一年は組の段 後編
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学「おっほん!」
学園長がひとつ咳払いした。
みんなが一列に整列する。
学「よくぞここまでゴールできた!じゃがしかし、時間がかかりすぎじゃ。」
『まぁ、いろいろありまして...』
学「だいたい見ればわかる。」
へ「ヘムヘム。」
学「して、弥苫、乱太郎以外は、パートナーとゴールしていないので失格じゃ。
ふたりには、約束通り、褒美をやろう。」
き「ご、ご褒美がぁぁ....。」
『しかし、学園長。一年は組のよい子たちは、私に頑張ってついてきて、
ここまでこられたわけですし...ご褒美は、よい子たちに渡してください。』
乱「弥苫先輩...」
私の言葉に、よい子たちはうるうるした目で私を見てくる。特にきり丸...(笑)
学園長先生はもうひとつ咳払いをして、話し出した。
学「弥苫は大したもんじゃ。この人数の一年生をまとめてゴールさせたのはお前じゃ。今回のMVPは弥苫じゃ!」
『あ、ありがとうございます。』
うわ、きり丸泣いてるよ....。
学「そして弥苫の指示に従いここまでたどり着いたよい子たちにはわしから褒美をあげよう!」
き「やったぁー!!!」
学「ご褒美は、人数分の...」
き「人数分の...?ゴクリッ」
学「わしのサイン入りのブロマイドを差し上げちゃう♪」
一年は組
「「「「「な、なんだーー!!!」」」」」ミ☆
よい子たちは勢いよくひっくり返った。
やっぱりね。学園長のご褒美なんて、期待しないほうがいいんだよ(笑)
学「なんじゃお前達、わしのご褒美を、いらんとは言わんじゃろうな...!?」
『ま、まぁまぁ学園長先生!おばちゃんの作った、美味しいおにぎりがありますよ!』
学「おおそうか!ちょうど腹が減っておったところじゃ。」
『あ、私のおにぎり荷物、誰が預かってくれてるんだ?』
し「あ。」
し、しんべヱ...。
もしかして...。
し「弥苫先輩が謎の忍者と戦っている時、全部食べちゃいました!」
学「なんじゃとー!!」ミ☆
へ「ヘムゥ!」ミ☆
ありゃりゃ...(笑)
乱「あれ、そういえば、山田先生と土井先生は?」
き「ゴールで待ってるって言ってたよな?」
学「なんじゃお前達、もう会ったじゃろ?」
『え?どういうことですか?』
学「最後の仕掛けに黒服の忍者がおったじゃろーが?それが土井先生と山田先生じゃ。」
一年は組
「「「「「えーーー!!!」」」」」
『な、なるほど...やっぱり...』
私のこと、六年生だって言ってたし...納得。
でも酷いなぁ。
いくら六年生だからって、煙玉はまだしも、手裏剣に縄鏢だからな...!?
今度、たっぷり文句言ってやらなくちゃ!
学「して、乱太郎。弥苫の活躍ぶりは、どうじゃったか?」
乱「ぇ?すごく格好良くて、私もこんな六年生になりたいと思いました。しかしなぜ学園長がそんなことを?」
学「乱太郎が、弥苫ともっと関わりを持ちたいと、教室で話しているのを聞いてのぉ。
委員会以外でも、最上級生と関わる機会を設けようと、このピクニックを思いついたのじゃ。」
乱「そ、そうだったんですか!?///」
『なるほど、確かに各チームの六年生と一年生は今まであまり接点がなかったように思えます。厳禁組以外は...。
それに、他の六年生は棄権してしまって申し訳ないです...(汗)
それにしても、乱太郎、嬉しいこと言ってくれるじゃないか。』
私は乱太郎の頭を優しく撫でた。
それをみたよい子たちが、僕も僕も〜と私に集まってくる。
学「弥苫、お前は本当に慕われておるのぉ。これからも後輩達のことをよろしく頼むぞ。」
へ「ヘムヘムゥ♪」
『はい!』
そして、私たちは、裏々山から忍術学園へ戻り
食堂のおばちゃんのおいしい夕食をみんなで囲んで、仲良く食べました。
いい後輩達を持てて、私は幸せです!
これでお話は終わり♪
あれ?そういえば、山田先生と土井先生は...?
ま、いっか!
♯ ○ ♯ ○