不運じゃないの段
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あ、もしかして留三郎...伊作を元気付けるために
わざとふざけてあんなこと言ったんだな?
そう思って留三郎の方に目をやると、軽くウインクしてきた。
『ははっ、気持ち悪っ!』
留「はぁ!?お前喧嘩売ってんのか!?」
『やーい!アホ三郎〜!』
留「貴様ぁ!文次郎の次に許さん!!」
伊「ね、ねぇ〜!競争するんでしょ?喧嘩はやめてよ!」
わいわいやりながら私たちは泥道をばしゃばしゃと走り
雨風に打たれながら裏山を抜けて行く。
六年は組の仲良し三人組。
それが、私と伊作と留三郎。
留三郎は、後輩や先生たちにこう言われるの、嫌とかなんとか言ってるけど
照れてるだけで、実はすごく嬉しがっているむっつりだ。←
私は女。二人は男。
でもそんなの関係ないんだ。
私は忍術学園では立派な忍たま六年生として扱われている。
こんなに充実した毎日が送れるなんて...本当みんなに感謝だ。
伊作の不運なんて、なんてことないんだから!
伊「ねぇ、弥苫?」
『え?何?』
伊「不運なんかじゃないね!」
伊作がまた笑顔になるから
つい私も笑ってしまう。
気づけば、忍術学園の正門が見えて
事務員の小松田さんが大きく手を振っていた。
♯ ○ ♯ ○