六年生と一年は組の段 中編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
乱太郎と伊助と団蔵を連れて裏山の道無き道、深い森林地帯を慎重に渡っていた。
かなり木々が生い茂っていて木の枝も容赦なくザクザクと生えている。
『木の枝が刺さらないように注意しろー?』
乱団伊助「「「はーい!」」」
「いっけいけー!!どんどーーん!!!」
「ぎゃぁぁぁあああああ!!」
ザクザクザクザクッ
乱団伊助「「「『!!?』」」」
私たちが木々の中を進んでいくと、後ろからよーく聞き慣れた大きな声が近づいて来た。
小平太ときり丸チームだ。
小平太は持ち前の細かいことは気にしない性格で、
木々をどんどん身体でへし折って突き進み、
その後ろには小平太に縄で縛られたきり丸が引きずり回されていた。
小「おっ!弥苫ではないか!」
『小平太!お前なぁー!!』
きり丸がぐるぐると目を回してパニックになっているので私は少々小平太を叱った。
小平太は相変わらず傷だらけだが気にしていない。
そしてその小平太の後ろにいたお陰できり丸に怪我はないようだった。
小「いやぁ実はきり丸が、どこからか小銭の音がすると言ってどこかへ行ってしまったので散々探し回っててな
やっと見つけたので、次ははぐれないようにと私ときり丸を縄で繋いだのだ!」
『小平太は、一年生にまで容赦ないんだなぁ...金吾がかわいそうだ...』
小「最初は一番ノリだったのに、きり丸が急にいなくなったのでこんなに遅れてしまった。
でも、一番は私たちだ!いけいけどんどんー!!きり丸ーいくぞぉー!」
小平太はいけどんでまた木々をへし折りながらゴールへ突き進んだ。
乱「あれ、きり丸がいる!」
まだ、目が回っているきり丸を乱太郎が不思議そうに見ている。
実は、私が小平太を叱っている間に、こっそり苦無で小平太ときり丸が繋がっていた縄を切っていた。
これ以上きり丸が振り回されると、きり丸の魂が戻って来なさそうだからな(笑)
き「ありゃ...あれれ〜?」
団「気がついたみたい!」
『きり丸、災難だったな。』
き「弥苫せんぱぁ〜い。゚(゚´Д`゚)゚。」
きり丸、それは嬉し泣きだな?よかったよかった。
きり丸にもおにぎりを与えて体力回復させたところで、
乱太郎、団蔵、伊助、きり丸を連れて森林地帯を抜けると、裏々山へ繋がる川に到着した。
♯ ○ ♯ ○