六年生と一年は組の段 前編
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大きく手を振ってこちらに向かってくるのは確かに弥苫先輩だ。
私は安心して腰を抜かしてしまった。
『乱太郎〜!大丈夫か!?』
乱「弥苫先輩を探してて...」
腰を抜かした私を起こしてくれた弥苫先輩。
手には、小さな紙袋を持っていた。
『今、兵助へのお菓子を持って五年生の忍たま長屋へ向かう途中だったんだけど
忘れものしちゃって食堂に戻ったら、おばちゃんから、乱太郎が私を探してるって聞いてね〜。』
乱「すれ違ってたんですね..」
『乱太郎、脚速いからなぁ〜。』
乱「弥苫先輩、私が脚速いの知っていらしたんですか?」
『もちろん知ってるよ。』
流石後輩からの人気も支持も六年生ナンバーワンの先輩!
後輩のことをよく知っていらっしゃる〜!
『で、何か用なのか?』
あ、うっとりしている場合じゃない!
乱「実はかくかくしかじかでして、私が弥苫先輩と組むことになったのです。」
『何ぃ!?ピクニックとなれば、おばちゃんにおにぎり握ってもらって、
この兵助へのお菓子は、乱太郎と仲良く食べることにしよう!』
乱「あの、弥苫先輩...それより急いだ方が...みんなもう学園を出ちゃってますし...」
『何言ってんだ、お弁当のないピクニックなんてやる意味ないだろ〜。』
そう言って弥苫先輩は私の腕を引っ張って、正門ではなく食堂へ向かうのでした。
見た目はクールで優等生な先輩だけど、こんなにおちゃめな一面があるとは知らなかった。
これから、もっと弥苫先輩のこと知りたいなぁ、と思う私なのでした。
『おばちゃん!おにぎり50個握って!!』
乱「そ、そんなにいりませんよぉー!!」
とほほ...なんだか騒がしくなりそうだ...!
続きます!!
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