六年生と一年は組の段 前編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
六年生の忍たま長屋へ着いた私はガチガチに緊張した。
弥苫先輩の名札がかかった部屋は一番奥。
しんべヱもきり丸もお互いの先輩たちを呼びにそれぞれの部屋を覗いた。
弥苫先輩の名札がかかった部屋へ到着してひとつ深呼吸。
乱「し、失礼します!」
ピシャッーー
しまった!私、緊張のあまりに勢いよく戸を開けてしまった!
って、いない!
乱「あれ?どうしてだ?心当たりなんてないし、どうしたら...!」
伊作「乱太郎!」
乱「あ、伊作先輩!」
同じ保険委員会の委員長の善法寺伊作先輩と、今回のピクニックのパートナーの伊助と団蔵がやってきた。
伊作「乱太郎は、弥苫と組んだのかい?」
乱「はい、でも弥苫先輩がいなくて...」
伊作「弥苫なら、食堂にいるよ。」
乱「え?こんな時間に食堂?」
伊作「最近、空き時間があると調理場を借りて何か作ってることが多いから、行ってみるといいよ。」
乱「ありがとうございます!」
伊作先輩からいいアドバイスをいただき、私は早い足で食堂へ向かった。
すでにみんな、六年生と合流したであろうから、早く行かなくっちゃ!
食堂にて
乱「失礼しまーす!」
お「あら、乱太郎君どうしたの?」
乱「食堂のおばちゃん、六年生の弥苫先輩はいらしてませんか?」
お「あぁ、弥苫君なら、ついさっき食堂を出て行ったわよ。」
乱「えー!どこ行ったかわかります?」
お「確か...久々知兵助君がどうとか行ってたから、久々知君のところじゃないかしら。」
乱「く、久々知先輩...?」
お「五年生も今空き時間だから、忍たま長屋だと思うけど。」
乱「そうか〜ありがとうございます!」
えーなんだよ食堂にもいないのー!?
またまた私は早い足を活かして五年生の忍たま長屋へ向かった。
五年生の忍たま長屋
久々知先輩と尾浜先輩の部屋へたどり着いた時、ちょっと息が切れてしまった。
乱「す、すいませーん...」
兵「あれ?乱太郎?」
尾「どうしたんだ?」
乱「あの、弥苫先輩いらっしゃいます?」
兵「え?来てないけど。」
尾「来てくれたら嬉しいな〜。」
乱「え?ここにもいない!?」
兵「きっと、どん兵衛と校庭でも散歩してるんじゃない?」
乱「校庭...い、行ってみます〜...」
兵尾「「???」」
ど、どうしてなんだー!みんなが言ってるところに行ってもいない。
もしかしてすれ違い?これって私の不運なの?
もうみんなとっくに学園出ちゃったよね...。でも行くしかない!
校庭にて
い・な・い...!!
あぁ、二度あることは三度あるかぁ。
せっかく弥苫先輩と活動できるチャンスを...
合流することができずに失格なんてこと...あまりにも不運すぎる!
乱「あーーん、どうしてなんだぁー!」
遂に涙が出て来てしまった。私ってなんて不運...
『おーい!』
乱「ぇ?」
遠くから声が聞こえる。
あ、あ、あれは...!
『乱太郎〜!』
あちらから走ってくるのは
弥苫先輩だぁ〜!!!!!
♯ ○ ♯ ○