金楽寺の縁日の段
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「ぃやっほー!弥苫君!」
『斎藤タカ丸君!?』
私の後ろから声をかけて来たのは、四年は組の斎藤タカ丸君。
元髪結いの忍術学園の編入生で、私たちと同い年。だから、お互い君付け。
『タカ丸君、どうしたの?髪結いの店でも出してるの?』
タ「いやだな〜そんな訳ないじゃん。
実は、かくかくしかじかで火薬委員会のみんなで甘酒を売ってるんだ〜。」
忍たまのお約束ね。
かくかくしかじかでだいたいわかっちゃうの。
簡単に説明すると、火薬委員会のタカ丸君が大量に甘酒を購入しちゃって
文次郎率いる会計委員会が甘酒に予算をくれるはずもないので、出店で売ってるってわけ。
タ「だからさ〜弥苫君、甘酒買いに来てよ〜♪」
『う〜ん、私ラムネの気分だったんだけど。』
タ「そんなこと言わないでさ〜、行こうよ〜!」
『あ〜ちょっと!(汗)』
タカ丸君が私の腕を掴んだから、半ば強引に連れて行かれた感じ。
まぁ、飲み物探してたし、後輩を助けるつもりで行けばいいかぁ...。
タ「久々知く〜ん!久々知君の大好きな弥苫君を連れて来たよ〜。」
兵「タ、タカ丸さんっ!一言余計ですっ!!/////」
タカ丸君に連れてこられた所は、確かに火薬委員会のメンバーが甘酒の出店を出していた。
五年生の久々知兵助、二年生の池田三郎次、一年生のニ郭伊助の前にあるのは、確かに甘酒、なんだけど...。
『なんだこれ?』
タ「なんだこれとは失礼な。これは僕たち火薬委員会が考えた、おもしろい甘酒だよ。」
『お、おもしろい甘酒...?』
頼む。私は普通の甘酒が欲しいんだ。
仙蔵も待たせちゃってるし、早く買ってこの場を去りたい。
だってすごく嫌な予感するんだもん...。
兵「弥苫先輩!僕の作った豆腐に、甘酒をかけた甘酒豆腐はいかがでしょうか?」
『なるほど、兵助らしいアイデアだな。』
三「僕の実家が漁師なので、海鮮を使った甘酒鍋をご用意しています!」
『すごい、今までにない発想だな!偉いぞ三郎次。』
伊「僕の実家が染物屋なので、カラフルな甘酒を三種類考えました!」
『うわ〜すごく綺麗だ!伊助、すごいじゃないか。』
タ「僕は火薬委員会っぽく、花火を付けた甘酒を考えたよ。」
『なるほど。映えるな...!』
タ「映え??」
後輩達が精一杯アイデアを出し合って作ったんだな。偉いぞみんな...!
兵「弥苫先輩!弥苫先輩は、豆腐好きでしょ?僕の甘酒豆腐をぜひ!」
三「いえ、甘酒鍋もここでしか味わえませんよ!」
伊「だめです!僕のカラフルな甘酒をどうぞ!」
タ「あーみんな何言ってるの?一番火薬委員会っぽい花火付きの甘酒に決まってるよ〜。」
ありゃ〜
みんなケンカしだしちゃった...!
確かに一番火薬委員会っぽい花火付きの甘酒をもらいたいとこだけど
そうなれば三人の納得いかないだろうしなぁ...
タ「弥苫君!どれにするのぉ!?」
『あーもうわかったよぉ全部もらうよぉ!!』
タ兵三伊「「「「まいどあり〜!!!!」」」」
♯ ○ ♯ ○