金楽寺の縁日の段
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『仙蔵、付き合ってもらっちゃって悪いね。』
仙「私もちょうど出かけたかったところだ。」
こんにちは、六年は組の朝霧弥苫です。
今日は、いつもお世話になってる兵庫第三協栄丸さん率いる水軍の皆さんが、
金楽寺の縁日で美味しい海の幸の出店を出すと教えてくれたので、金楽寺にやってきた。
どうして、六年い組の立花仙蔵とやって来たかというと...
留三郎か文次郎と行ってもどこかでケンカなんかして
巻き込まれるのも厄介だし小平太は何かを壊したりしそうで怖い。
伊作は保健委員の当番で、長次は不在だったところに仙蔵を見つけたからってこと。
仙蔵といると落ち着いていられるしいざという時頼りになるから、こういう時にはぴったりな存在だ。
いらっしゃいーー
おいしいよーー
仙「かなり賑わっているな〜。」
金楽寺は、沢山の出店と人ごみで随分賑わっていた。
第三協栄丸さん達の出店はどこだろう?
「おーーーーい!!」
人混みの中から聞き覚えのある声が遠くから聞こえて来た。
『あ!第三協栄丸さーん!』
声の方向を見ると、手を振っている第三協栄丸さんの姿を発見した。
どうやら第三協栄丸さんがいる所が、水軍さんの出店のようだ。
私は仙蔵とふたりで、その出店へ向かった。
第三協栄丸「よく来てくれたな、弥苫君、仙蔵君も!」
『第三協栄丸さん〜すごくいい匂いだね!』
鬼蜘蛛丸「兵庫水軍特製のイカ飯ですよ!」
『鬼蜘蛛丸さん!』
第三協栄丸さんの他には、四功の鬼蜘蛛丸さん
水夫の網問さんと間切さんが、とっても美味しそうなイカ飯を焼いていた。
仙「では、弥苫と私の分で、ふたつお願いします。」
鬼蜘蛛丸「はいよー!」
『いくらですか?』
第三協栄丸「いやいや、お代はいらんよ。君たちにはよく世話になっているからな。」
『そ、そんな〜、私たちそんなつもりじゃ...!』
鬼蜘蛛丸「まぁまぁ、結構繁盛していることだし、ここは頭に甘えて!」
網問「はい、弥苫君!」
間切「仙蔵君も!」
仙「こ、これは...!」
『で、でかい!』
第三協栄丸さん、鬼蜘蛛丸さんの言葉に甘えて
私と仙蔵が、網問さんと間切さんから受け取ったものは、大サービスの超特大イカ飯だった。
『これ、第三協栄丸さんの顔くらいでかいよー!』
第三協栄丸「顔がでかいは余計だー!」
はっはっは!と笑っている水軍さん達。
水軍さん達の出店はかなり繁盛していて、私たちがイカ飯をもらった後もどんどん列ができた。
仙蔵と近くのベンチに座ってイカ飯を食べると
これまたすっごく美味しくて、あっという間になくなった。
仙「これは兵庫水軍秘伝のタレもよかったんだな。」
『美味しかったね!あ、ねぇ喉乾いたから何か飲み物買ってくるよ。』
仙「あぁ、すまない。」
何にしようかな?
やっぱり縁日といえばラムネだよねん♪
るんるんとラムネのお店を探していると、何やら嫌な予感がした。
「あーーー!弥苫くーーーん!!」
あ。
あのポップで陽気な声は...
♯ ○ ♯ ○