三郎の意地悪の段
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私は元の不破雷蔵の姿に戻った。
う〜ん、そろそろ本当のこと言いに行こうかな?
勘右衛門も反省してるだろうし。
兵「お〜い三郎!」
三「久々知兵助。」
目の前から、勘右衛門と同じ五年い組の久々知兵助が現れた。
兵「三郎、ちょっと聞きたいことがあるんだけど。」
三「何?」
兵「なんだか勘右衛門が元気がないんだよね。呼んでも返事もしてくれないし
俺の最新作の豆腐も味見してくれなくて困ってるんだ!」
三「困るとこそこかよ!」ミ⭐︎
兵助があたふたしながら喋るので、
私は兵助に先ほどのことを話した。
三「勘右衛門が悪いんだ。...でも私も少し意地悪しすぎた。
謝りに行こうと思ってたところだったんだよ。」
兵「なるほど。」
兵助はそう答えると、クスクスと笑いだした。
すると、兵助が自分の顎の方に手を持っていくと
顔の部分がパカッと浮いたので、私はドキッとした。
『そ〜んなことだったのかぁ。』
三「あ、弥苫先輩!」
やられた...。
今までの久々知兵助の姿は、変装した弥苫先輩だったのだ。
『三郎。』
まずい。怒られるんだろうな...。
『委員会、お疲れ様!ありがとうな!』
三「え?」
『実は、三郎から理由を聞く前に、さっきの三郎と勘右衛門の行動は、こっそり見ていたんだ。』
三「えぇー!?」
『三郎、気持ちはわかるが、勘右衛門をあまりいじめちゃダメだぞ。』
三「気持ち?」
『だって勘右衛門って天然でおもしろいし、少しからかいたくなる気持ちわかるんだよ。反応も可愛いしな♪』
『でも同じくらい、三郎もかわいいぞ!』
三「(きゅん...)」
弥苫先輩はそう言って私の頭をよしよししてくれた。
あぁ、勘右衛門が弥苫先輩を好きな気持ち、私も今すごく実感したような気がする。
学級委員会で本当によかった。そう思えた。
『ほら、一緒に勘右衛門のところへ行こうな。』
三「はい!弥苫先輩♪」
忍たま長屋の廊下を並んで歩くこの短い二人の時間もすごく嬉しい。
私、これから委員会で勘右衛門と弥苫先輩を取り合うんだろうな...(笑)
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