三郎の意地悪の段
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次の日、
六年生が野外実習から戻ってきたのを確認した後
私は完璧に朝霧弥苫先輩に変装をして
わざとらしく、五年生の忍たま長屋を歩いてみた。
トタトタトタ
お、やっぱり。
勘右衛門は弥苫先輩を見つけるのがすごく早い。
後ろからウキウキとした足音が聞こえてきた。
勘「先輩〜!弥苫先輩!」
三『おや、勘右衛門ではないか。』
勘「弥苫先輩!♪」
ぶっ
勘右衛門すごく嬉しそうだ。
弥苫先輩の前だとこんな顔してるんだなぁ...隙だらけだよ。
勘「あの、僕、昨日学級日誌のまとめを終わらせて...」
三『勘右衛門?』
勘「は、はい?」
自分のセリフを遮られて少し悲しい顔をする勘右衛門。
僕、じゃなくて、僕たち、じゃないのか?
それに私は少し腹を立ててしまったので、勘右衛門に意地悪をかける。
三『勘右衛門、なんだ今の足音は?トタトタと音を立てて。
五年生の忍たまとして恥ずかしくないのか?』
勘「え、それは...すいません。」
三『それに、五年い組の学級日誌のことだが、字をもっと丁寧に書く練習をしたほうがいい。』
勘「そんなぁ...僕丁寧に書いてるつもりだったのに...。」
もちろん、字は綺麗だった。意地悪のつもりで言ってるだけだから。
でも、泣きそうになってる勘右衛門。
...少し言い過ぎちゃったかな?
三『ま、まぁ今回はこのくらいにしておこう。じゃあな。』
勘「弥苫先輩...。」
勘右衛門が悪いんだぞ。
自分だけいい顔しようと先に行こうとするんだから。
しばらく反省するんだな。
♯ ○ ♯ ○