文次郎に抗議の段
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兵「はぁ、どうしよう...。」
こんにちは、僕は五年い組の
火薬委員会委員長代理、久々知兵助です。
突然ですが、僕は今困っています。
それは、火薬委員会のみんなと先生で親睦会を開きたいんだけど
火薬委員会は予算が少ないので難しいんだ。
なんとかならないかな...。
『あ、久々知兵助じゃないか!』
兵「六年は組の、朝霧弥苫先輩!」
憧れの弥苫先輩に会えるなんて、いい日だなぁ。
今日も綺麗なストレートヘアが素敵だ。男なのが勿体無い...。
兵「あ、あれ?弥苫先輩、その肩に乗っているのは...」
『あ、この子はね、この前保護した猫!名前はどん兵衛!』
兵「ど、どん兵衛...。」
弥苫先輩って、成績優秀で完璧に見えるんだけど、どこか抜けてるんだよなぁ。
猫をピ○チュウみたいに肩に乗っけて散歩してるなんて、なんてコミカルな人なんだ。
まぁそんなところが弥苫先輩のいいとことなんだけど。
『それより兵助、何か困ってんの?心配そうな顔してる。』
兵「え、あの〜、実は...。」
『何っ!?親睦会を開きたいけど予算が少なくて出来ない!?』
兵「は、はぃ。まぁ火薬委員会は火器を扱う危険な作業があるので、先生たちを頼ることになり仕事もほぼなくて予算が少ないんです...。」
『文次郎に言わなかったのか?』
兵「潮江先輩には、委員会はお遊びじゃないから親睦会はいらないと。」
『なぁにぃ!?あいつそんなこと言ったのか許せん!!』
何やら弥苫先輩が燃えている。いつもニコニコしているのに珍しい。
『かわいい後輩に、しかも委員会活動を頑張っている兵助にそんなことを言うなんて...!』
兵「へ?か、かわいい?」
そ、そんなこと思っててくれたのか?嬉しくて口元緩んじゃうよ。
弥苫先輩は学級委員会委員長だから、後輩をよく見ていると
勘右衛門が言ってたけど、本当にいい先輩だなぁ。
『兵助?何うっとりしてんの?』
兵「あ!い、いや...すみませんっ////」
『こうなったら、文次郎に抗議しに行こう!』
兵「え!?それは僕怖くてとても!」
『大丈夫、文次郎の弱点は知ってるんだぞ私。では兵助、ちょっと顔貸してな?』
兵「へっ?」
そう言って僕の顔をニコニコ見つめている弥苫先輩。
うわ〜どうしようすごく照れる(//∇//)
あ、でも顔貸す?の意味はうまく取れないんだが。
弥苫先輩は僕の手を引いて忍たま長屋へ向かった。
♯ ○ ♯ ○