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ラブレターバード 全員 ヨシダ、弥ち様合作



「やっぱり、あれはただのラブレターじゃなかったんだな」
「これだけの人数だと…さすがにややこしい…」
「レギュラスっ、なんでお前がいんだよ!」
「べ、別にいいだろ!僕のところにも手紙が来たんだから!」
「セブルスー!!僕はてっきり、君がラブレターを書いてくれたんじゃないかと思ってたよ!!」
「そんなわけあるか!バカ!!」
「ねぇ君たち僕を挟んで言い合うのやめてくれないかな…」
「てか、何でマルシベールは迷彩服…」
「セブルスー愛してるよー!」
「だまれ!気色悪いっ!」



静かな広場にそれぞれの言い合いが響き渡る。
はぁ、とエイブリーはため息を吐いた。
その隣で嬉々として彼らを眺めていたマルシベールが口を開く。



「なぁセブルス、なんでお前泣いてたんだ?オレ呼んだの聞こえなかった?」
「…あ…」
「セブルス、もしかして僕とシリウスを見たの?」
「お、おい、スネイプ!俺とジェームズなら何でもないんだからな!!」
「なんで焦ってるの…シリウス?」
「リ、リーマス…!!!」
「僕は見てないし、第一貴様らに関係ない…!」
「ねぇ、シリウス何で今ほっとした顔したの…?」
「ち、ちがう!リーマス!ちがうんだっ…俺はっ…俺はっ…」
「セブルス、僕に会えなかったから寂しかったんでしょー。僕からの手紙だと思った?ねぇねぇ?」
「あり得ないっ!死んでもないっ!!ち、近寄るなぁっ…!!」
「シリウス、何か隠してるよね…?」
「リーマス!誤解だっ…誤解ぃぃ!」



それはそれはとても楽しそうな4人組に、さすがのマルシベールも思わずため息をつこうとした…、その時だった。


8時を告げるの鐘の音が、どこからともなく辺りに響き渡った。





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