幸福讃歌 鹿猫


「…セブ…?」

セブルスの口元がわずかに上がっている。
微笑んで…いる。

パタパタと涙が零れて…でも笑ってる…。

僕はどうしていいか分からなくなって、そのあとのことはあんまり覚えていない。




でも、ずっとずっと後に知ったんだ。

あのスコーンがセブルスが生まれて初めて美味しいと感じた食事だったってことを。











end
すい様に捧げます
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