食堂にひやかしと歓声が上がった。

グリフィンドール生が立ち上がり、ゴブレットを掲げる。

シリウスが元の姿に戻ったリーマスの隣で肩を抱き、大声で「ハッピーバースデー!!」と叫んだ。

鮮やかな紙吹雪とクラッカーの音、たくさんの小鳥が飛びまわった。


「ね！エイブリー！オレもあれしたら受け取ってくれるか？」

マルシベールが杖でロケット花火を飛ばしながらエイブリーを見上げた。

「緑色ならな」

エイブリーが口元に笑みを浮かべた。


歓声と花火と紙吹雪でお祭り騒ぎの中、アーサーもルシウスの肩に手を回し、グラスを掲げた。



ハッピーバースデー！
ジェームズ・ポッター！







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