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僕らの王様ゲーム戦争 鹿猫、犬狼 






「やだ…くすぐったいよシリウス…」

シリウスは自分のベッドにリーマスを引き入れ、耳に口付けを落としていた。

リーマスは困ったようにシリウスの背中にしがみついている。

シリウスが顔を上げた。

「よく似合ってる…」

シリウスは馬乗りのままセーラー服姿のリーマスに微笑んだ。
シーツの上に散らばったリーマスの明るい茶色の髪に、淡いブルーのセーラー襟と濃紺のリボンがよく映える。
シリウスはリーマスに唇を重ねると、片手でリボンを解き、上着の下から手を滑り込ませた。

「…んッ…」

リーマスの身体が跳ねた。

「…ねえ、ジェームズは…?」

リーマスは敏感に反応してしまう身体に恥ずかしさを覚えて、ごまかすようにシリウスに話しかけた。

「ああ…今頃アーサー先輩の部屋でスネイプと寝てる…」

シリウスはそう言うと、自分の夜着を脱いでリーマスを抱き締めた。









「ポッター…」

セブルスは天蓋付きの大きなベッドに横たわり、シーツをまくって手招きしているジェームズを睨みつけた。

「服を着ろ」

「僕は素肌にシーツ派なんだ」

ジェームズは一糸纏わぬ姿で、にこにこしながら体を起こしかけた。

「出るな!ポッター!!」

セブルスが慌てて叫んだ。

ジェームズはしゃちほこばって、狼狽するセブルスを楽しそうに眺めた。

「セブルス~早くおいでよ~。せっかく僕がアーサー先輩にお願いして監督生のお部屋を借りたのに~」

「ウィーズリー先輩はどうした?」

セブルスが思わず聞いた。

「うん。君からいつも教えてもらってるスリザリン寮の合言葉を教えてあげた。今頃ルシウス先輩とよろしくやってるよ」

ジェームズは事も無げに言う。

セブルスはジェームズの用意周到さに呆れて、ため息をついた。
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