拍手御礼集

針&猫 


セブママ誕生記念ということで、セブルスとハリーです。




セブルスとハリーは、木漏れ日の差す雑木林を肩を並べて歩いた。

「ここへはよく?」

「ああ、気分転換にな」

足元は落ち葉や木の枝に埋もれ、歩く度にざくざくと乾いた音を立てる。

ハリーはセブルスの顔を見つめた。

「ハリー、足元を見て歩きなさい」

木の枝が時々足に絡まる。
ハリーは躓いた。セブルスが腕を捕まえる。

「言ったそばからこれだ…互いばかり見ていると躓くんだぞ」

セブルスもまた木の枝を踏み、足が滑る。

「あなただって」

ハリーはセブルスの体を支えた。すぐにはにかむように俯く。

二人は微笑み、足元を見つめながら歩き続けた。
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