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拍手御礼集

リーマスVSセブルス
(リーマスがセブルスに聞くジェームズについて)


「セ~ブ~ル~ス♪」

リーマスはにこにこしながらセブルスの前に座っている。
セブルスはすでに不機嫌そうに腕を組んでいる。

「なぜ僕がこんなくだらない茶番に付き合わなければならないんだ?」

セブルスがリーマスに噛み付いた。リーマスの隣でジェームズが目を輝かせている。シリウスはすでにリーマスに退場を命じられていない。ピーターも恐れをなして逃げてしまった。
セブルスの物言いにぴくりとも動揺せず、リーマスは続ける。

「ジェームズの好きなところを教えて?」

リーマスが天使の微笑みで聞いた。
セブルスは一瞬身を引く。リーマスの天使の微笑みは、無垢なのか暗黒なのか分からない。セブルスはそんなことを真剣に考えた。

「ねえ、セブ。ジェームズのすきなとこ♪」

リーマスがじっと顔を見つめながらなおも聞く。

「貴様はよほど僕の新しい呪いを受けたいみたいだな」

セブルスが腕を組んだままリーマスを睨んだ。少しだけ頬が赤い。
リーマスは無言で微笑みながらセブルスを見ている。
「はあ…」

セブルスはため息をついて腕を下ろした。根負けしたのだ。セブルスはリーマスに弱いところがある。

「まあ…その…なんだな…」

セブルスが机に視線を落としながら言いよどむ。ふと、強烈な視線を感じて顔を上げるとジェームズが目をキラキラさせている。

「見るな馬鹿者!」

セブルスは顔を赤くしながらそっぽを向いた。

しばらく沈黙。セブルスは真面目な顔をした。

「…分からん…」

「ええ~!!そんなあ~!!」

ジェームズは身を乗り出した。リーマスがポカンとする。

「思えば僕は貴様のことをどこまで知っているのか分からないな…」

セブルスはジェームズを観察するように見ながら、生真面目に答えた。
ジェームズはいきなり立ち上がった。目が異様に光っている。

「すると君は僕の全てを知りたいんだね?」

ジェームズが熱っぽく言う。

「は…?何を馬鹿なことを…」

セブルスは嫌な予感を察知して、じりじりと後ずさりしている。

「セブ~愛してるよ~!僕をもっと知りたいなんて~!誘われちゃったら応えるしかないよね~!」

ジェームズはそう言うなり、逃げようと背を向けたセブルスを抱き締めた。

「ッ!馬鹿者!放せ!」

セブルスは必死にもがいた。そのまま抱きかかえ、扉の向こうに姿を消した。遠くから救助を求める声が響く。

「アッハッハッハ…」

リーマスが大笑いする。

「え~提供は、糖尿病になるかもしれないリーマス・ルーピンがお送りしました。次回は、そうだな、セブルスがシリウスに聞く僕のことにします。またのご来場お待ちしております☆」  
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