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拍手御礼集

ピーターVSリーマス
(ピーターがリーマスに聞くシリウスについて)


「えーっと、リーマスはシリウスのどこが好きなんだい?」

ピーターが少し困ったように、あくまで割り振られた役をこなすべく、リーマスに聞いた。
リーマスはチョコレートの包みを指先でくるくる丸めながら、目の前で腕を組んでそっぽを向いている恋人を見つめた。
ジェームズがニヤニヤしながらシリウスを見た。

「ん~。馬鹿なとこかな」

リーマスがのんびり答えた。

「え…?あの…馬鹿…?」

ピーターが慌てて、シリウスとリーマスを交互に見つめた。

「さあて、ルーピン選手いきなり馬鹿が炸裂しました。ぺティグリュー選手が縮こまっています」とジェームズ。

「うん、馬鹿なところ」

リーマスがきっぱりと言った。
シリウスの額に青筋が浮かぶ。

「おーっとぺティグリュー選手もはや真っ青です。これは可哀相だあ」

ジェームズが楽しそうに言った。

リーマスがシリウスをちらりと見てクスッと笑った。

「シリウスは馬鹿だよピーター。かっこよくて、男らしくて、女の子たちの憧れの的、なのにボクみたいのと付き合ってくれてるんだから」

リーマスは優しく言った。

「リーマス!」

シリウスが立ち上がった。そしてリーマスの腕を荒々しく掴むと、そのままリーマスを立たせ、扉に向かって歩いて行った。
リーマスは振り返り「あとね、この不器用さ」とピーターにウインクした。

ピーターは目をぱちくりさせてジェームズを見た。ジェームズはにっこり笑って両肩を上げて見せた。

「さて、ルーピン選手が場外。僕も見せつけられちゃったから、セブルスとデートしてくるよ」

ジェームズはそう言ってピーターに手を振りながら出て行った。
ピーターだけが取り残された。

「え~提供は、最近どうしてあの人たちとつるんでいるのか分からなくなったピーター・ぺティグリューがお送りしました。次回は、えっと、リーマスが…(!!)…リーマスがセブルスに聞くジェームズの魅力…についてです」
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