拍手御礼集

☆エブマル☆

「エイブリー!バレンタインだ!オレからの愛だ~♪」


「そこに置いといてくれ」

「ちょッ!受け取れよ!今ここで開けろよ!」

「忙しい」

「……」

マルシベールはエイブリーの手から新聞をひったくると、顔色をうかがった。そしていつも通りの無表情を確認すると膝の上に座った。

「ねっねっ!バレンタインあげたんだからさ!お返しはデートがいい!行きたいとこがいっぱいあるんだ~」

「ほ~お、お前は見返りのために人を愛するのか?」

「ちッ違ッ!オレは純粋に…」




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ホワイトデー編



「起きろマルシベール」

「……相変わらず早いね…」

「寝ててもいいぞ」

エイブリーはローブを纏うと、椅子に座り、新聞を広げた。

「ああ!ホワイトデー!!」

マルシベールが飛び起きた。

慌てて夜着を脱ぎ捨て、私服に着替える。


「デートだ!いいの!?好きなとこ行っていいの??」


「ああ、好きにしろ」
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