拍手御礼集

トビアス&アイリーン



セブルスの父、トビアスが不機嫌そうに階段を下りてきた。
母アイリーンはその顔を見て首を傾げた。

「カーテンレールが落ちた」

トビアスは仏頂面で言った。

「家が古いのよ」

「違う!あれが落ちると決まって不吉なことが起きるんだ!」

「ご安心なさいませ、今年もセブルスは帰って来ないわ」

アイリーンが皮肉たっぷりに言う。

トビアスは唸った。

「何かある!絶対にある!セブルスが生まれた時もそうだった!きっとろくでもないことが起こるぞ」

「じゃあ、その素晴らしいことに期待するわ」

アイリーンは工具をトビアスに渡しながら、肩をすくめてみせた。
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