第一章 始まり
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定今のところは呪術廻戦の小説しかありませんが、いっぱい更新していきたいと思ってますので、
よろしくおねがいしまっす!!
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「ふぉ、ふぅもぁ
ふぁっはふぉいふぃめふぁふぅはぁふぉふぅほぉふぁふぁいふぇふぃ
(お、うま!やっぱおいしいね流石僕の愛弟子)」
「えへへ、ありがとうございます」
リスの様に大量にトンカツを口に詰め込んだ師範は目を輝かせながら私が作ったご飯の感想を伝えてくれた。
第三者から見ればなぜ私が師範の言葉を理解しているか疑問に思うでしょう。
これがなんと、長年の付き合いと私の五感があれば大体言いたいことは分かるんです!
「んじゃ、朝ごはん食べ終わったら現地までは送るから、
そこからはアリアの単独行動。
でも何かあったら絶対僕を呼ぶこと!まぁ、ないと思うけど」
一通り朝ごはんを食べ終わったのか師範が説明してくれる
「大丈夫です!絶対遂行してみせます!」
「うんうん!その勢い!頑張れ~!」
________
「うわぁ~……雰囲気ありますねぇ…」
車で連れてこられたのはものすごい雰囲気のある廃ビル。
BGMでいうと女の人の「キャァァァァァァァァァァ!!!!」って感じのが聞こえてきそうな…
「え~?そこまででもないけど~」
師範は任務でこんな感じの雰囲気には慣れているのか全く気にしていない、流石特級
「呪霊がうじゃうじゃいる場所に入るのは初めてだからねアリア。」
「ですね」
実を言うと、今まで実際に呪霊と戦ってみることはあった
師範が特別に許可をもらって4級にも満たない程度の呪霊を家に連れてき、「こいつを殺してみ」と課題を出された
当時の私は異形とはいえ生き物の命を奪うのは気が引け、5時間経っても決意を固めることが出来なかった。
そんな私を見て師範は、私が呪術師に向いていない性格だと悟ったらしい。
半日経ってやっと呪霊を祓うことが出来たと思ったら、次の日からは師範の鬼畜の特訓を受ける。
そのかいもあって何とか、少し躊躇はするが問題なく呪霊を祓えるようになった。
多分今回の実戦はそんな私に対する最後の課題。
呪術師になるなら祓うのに躊躇なんて必要ない、
敵なら殺す。それが普通
私はその普通がなってない。呪術師になるなんて夢のまた夢だ
だから今回の課題は絶対遂行する
それが私から師範への決意表現になるから…
「行ってきます。師範」
「行ってらっしゃい。アリア。気をつけて」
それ以上の言葉は何もいらない。
師範が帳を下ろしたのを確認して、私は廃ビルの中に足を進めた。