第三章 この気持ちを
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定今のところは呪術廻戦の小説しかありませんが、いっぱい更新していきたいと思ってますので、
よろしくおねがいしまっす!!
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次の日から律儀に伏黒君はお見舞いに来てくれた。
毎日、お菓子の差し入れも持ってきて、一緒に食べる。
前に言った、私が甘い物好きだったことも、聞いていてくれていたみたいだった。
「甘党なら、五条先生と気が合うかもな」
伏黒君はそう言ってた。
この前、持ってきてくれたお菓子はなんでも、五条先生オススメの
『喜久福 ずんだクリーム味』らしい。
甘くて、モチモチでおいしかった。
「だいぶ回復が早いな。あと少しはかかると思っていたんだが…………。
明後日には完全回復だ。もう大丈夫だぞ。」
先ほど、硝子さんが言ってくれた言葉だ。
まぁ、最初から疲労だけで怪我自体はしていなかったのもあるかもしれない。
その事を、伏黒君に報告すると
「良かったな。先輩達もお前に会いたがってたから」
そう言って、微笑んでくれた。
最初は、無表情のイメージが定着していたが、心を少しは開いてくれたらしい
いろんな感情の変化をたまに見るようになった。
それが堪らなく嬉しくて、自分も自然と笑顔になっていく。
そして2年の先輩について色々教えてくれた。
パンダがいるとか、語彙がおにぎりの具とか、伏黒君も冗談を言ったりするんだなと少しばかり驚いた。
それと、ものすごく強い人達がいたり、五条先生がよくその内の1人に殴られてたりと、
いろんな楽しい話をしてくれた。
話すようになって、少し分かったのは、伏黒君はとっても優しくて、真面目なこと。
わざわざこうやって、毎日お見舞いに来てくれるし、お菓子も忘れず毎日持ってきてくれる。
それに、色んな話をしてくれるし、なんだかんだ私の話もちゃんと聞いてくれていた。
「ありがとう」と思わずそう言うと、伏黒君は赤くなって「…………んだよ、急に……」と言って俯いた。
夕方になって伏黒君が「じゃぁ、また明日。」そう言って帰った後に事件は起きてしまったんだ。