第一章 始まり
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定今のところは呪術廻戦の小説しかありませんが、いっぱい更新していきたいと思ってますので、
よろしくおねがいしまっす!!
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ずっと考え込んでいたせいか全く気づかなかった。
聞きなれた大好きな声。
「師範…?」
そう、小さい頃からの付き合いで、私の師匠である
『神﨑 輝 (シンザキ ヒカル)』
血は繋がっていないけど本当のお父さんの様な存在で大切な人
「どうしたの?こんなところに座り込んで、
っていうかこんな朝早く起きるなんて…
明日は雨かな~」
「え"っ…そこまで…?」
「クスッ ごめんね、ジョークだよ」
そう言って笑う姿は同い年の子供の様で
思わず私も口元が緩んだ
「でも僕に気づかないのは本当にらしくないよ
アリアなら気配には敏感だし、五感も鋭いから僕にはすぐ気づくでしょ、考え事?」
流石、長年の付き合いもあって勘が鋭いなぁ
「まぁ、そんな感じですかね~
でも大丈夫ですよ。そこまでの事じゃないので」
「ふぅ~ん…」
師範が疑う様な視線を向けてきたので、なるべく怪しまれないようにポーカーフェイスを保つ
周りがピリピリした空気に包まれる
するとしばらくして「まぁ、いいや」という師範の声で空気が緩んだ。
「でも何かあったら相談してね。力になりたいから。無理しちゃ駄目だよ」
と、師範はまるで子供に言い聞かせる様に人差し指を立てながら言った
「分かってますよ~」
「え~本当かなぁ~?
同じ様なこと言って無理して倒れたの誰だっけ」
「うっ………!
あの時は必死だったんですよ!だから」
「言い訳言わなーい」
そう言って私のおでこにデコピンしてきたと思ったら物凄く痛い。「~~~~~っ!」と声にならない悲鳴をあげてその場にうずくまっていると
師範の気配が少し離れ、2m先から声が聞こえた
「アリア~朝ご飯作って~僕お腹すいた~
トンカツ食べよ、トンカツ」
この言葉に私は
「朝からですか!?食べられる自信が…」
「呪術師は根性だよアリア!!」
「そういうことなら頑張ります!」
ともまぁ、超ド天然な回答だった
生徒は教え子に似る。
流れから2人並んで廊下を歩いていると「あ」と師範が何かを思い出したようにこっちを見た
「今日、外で特訓ね」
「え、外?」
珍しい、だいたいは中で特訓なのに…
「うん、今日は実戦。もうすぐ高専入学でしょ~
だから実戦しといた方がいいかな~って
特別に4級の任務受けといた」
「え、実戦?4級の任務って…」
「大丈夫大丈夫~アリアなら4級位朝飯前だって~何かあったら助けるし
任務については問題ないよ~
上からの許可も取ってきたし?
ほら僕これでも
特級術師だから~」
「え、あ、はい。頑張りまっす!」
特級術師は師範を含めて5人らしい
誰がいるかは詳しくは知らないけどなんでも私に年の近い子がいるとか
「最近の若い子はすごいねぇ」と師範が言っていた
…師範まだ若いけどなぁ、20代前半でしょ?
「頑張ってね~アリア
4級の任務もこなせなかったら呪術高専入っても
________即死ぬよ」
師範の目が本気になったのを見つめ返して私は口
を開いた
「大丈夫です!絶対こなしてみせます!」
そう言いきった私を見て師範はみるみる笑顔になっていき
「流石僕の愛弟子~♡頑張ってね~♡
さっ!トンカツ食べよ!アリア任務の前に一仕事だよ」
「はい!」
そう微笑みあって2人でキッチンに向かった