第二章 高専入学
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定今のところは呪術廻戦の小説しかありませんが、いっぱい更新していきたいと思ってますので、
よろしくおねがいしまっす!!
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-五条side-
初めから首に巻いていたのかな?
チョーカーをほどいたアリアはガックリと項垂れた。
少し心配になって、近づいてみると、
さっきとは別人の様な動きで僕を地面に組み倒した。
そのまま僕の顔面目掛けて拳を振り落とすのを首を横にしてギリギリかわす。
さっきの勝負のハンデとして無限を解いていた無限を急いで張る。
すると、その勢いでアリアは飛ばされたが、空中でバク転して地面に着地する。
さっきとはまるで違う別人の様に冴えた動き
そして、何より……
「っふぅぅぅぅ……!」
目の前にいるアリアがいつものアリアじゃない。
殺気に満ち、どす黒い赤に染まった目。
額に現れた謎の文様。
まるで、アリアじゃない誰かに乗っ取られた様な……
「ヴゥゥゥゥ……!」
やばっ
間一髪。飛び蹴りをいれてきたアリアをかわす。
まずいな、少しでも気を抜いたら完全にお陀仏だ
今のアリアは特級…いやそれ以上の術師レベル
1番最悪の場合は、恵も巻き込み、僕もアリアも死んでしまう事。
今のアリアは正気じゃない。
手加減なんてしないし、
僕が死ぬか、アリアが死ぬか、そのどちらかじゃないとアリアは止まらない。
今のパワーじゃ最悪、僕の無下限も壊れるな……
それほどまでにアリアは強い
『私が実力を解放すると呪力のコントロールができなくなってしまうので…』
なるほど、今のアリアは自分でも止めることができない……と
おそらく意識もない。ただ本能のままに動いているのか…それとも操られているのか…
でもどっちにしろ、その事を知ってるって事は同じようなことが1度はあったんだろう。
その時止めたのはおそらく輝。
1番長くアリアのそばにいるし、特級術師だからかなり強い
可能性は1番高い。
その時、輝は一体どうやって止めた……?
「ヴワァァァァァァ!!」
「っ!」
素早い連続で繰り出される攻撃。
どうする。どうやって止める?
動けなくなる位に痛めつける……?
いやでも、アリアゾッコンの輝がアリアに対してそんなことできる訳がない。
なら、ずっとかわし続けてアリアの体力の限界を待つ?
それは、逆に僕の身が危ない。
今のアリアの力は僕より遥かに格上だ。
そんなアリアが体力の限界を迎える時には僕はとっくに倒れてる。
だとしたらやっぱり、いったん気絶させるか。
首に手刀をいれれば、流石に気絶するだろ。
ただ、どうやってアリアの懐に入り込むか……
入り込んだ瞬間、僕死んだりしない?
そんな時視界の隅に、心配そうにアリアを見つめた僕の生徒。
「恵!アリアを止める方法を見つけた!
少しでいい!時間を作るために手伝ってほしい!」
少し迷った素振りを見せた恵だったけど、こちらを威嚇しながら睨んでいるアリアを見ると
固く引き締まった表情で頷いた。
そしてこちらに走って来るや否や
「何すればいいんですか」
年がら年中無表情の恵にしては珍しく焦った表情をして尋ねてきた
「とりあいずアリアの意識を逸らしたい。
だから恵の式神を使って、できるだけアリアの意識を逸らして。
その時、隙を狙って僕がアリアの首に手刀を入れて気絶させる」
言葉は恵に、目線はちゃんとアリアの様子を伺いながら言った
「分かりました」
そして次の瞬間
「鵺!」
そして
「玉犬!」
計3体の式神を出す。
「やる気満々じゃん」
少しからかってみると
「あいつは守るって決めたんで」
そう淡々と返す恵に少し驚く
恵はそう簡単に人を信用しない。
ましてや守ろうなんて……
アリアはよほどの善人なんだろう。
まぁ、確かに僕から見てもそうだけど。
「恵にも春が来たね」
「この状況でよくそんな事が言えますね
死にたいんですか」
「やっだなーじょーだんだよ。じょうだ……」
"ん"そう言いきる前に顔の横には、アリアの拳が飛んできていてギリギリ避ける。
うおっ、風圧やばっ。頭蓋骨砕けるよ。これ
ヒヤッとしながら、そんなことを思った
すると、鵺がアリアの周りを飛び回って意識を逸らそうとする。
おそらく、恵の指示だろう。
すると僅かに隙ができ、一瞬で間合いを詰め手刀をいれようと手を伸ばすが
「ヤバッ……!」
そのまま腕を掴まれ振り上げられる。さっきアリアが恵に使った合気道だ。
でも、さっきとは加減が違う。現に今も力が強くて腕が抜けない。
そして、そのまま地面に叩きつけられ、そのせいで大きなクレーターができる。
…マジか、ここは訓練所ってことで結構頑丈に作ってあるはずなんだけど。
そのままアリアの動きは衰える事もなく踵落としをいれようと落とされかける
あ、詰んだ
そう思った瞬間、ピタッと止まったかと思うといきなり、ばたりと倒れた。
その後ろには恵の姿……あっなるほど
「別に五条先生以外が手刀をいれても問題ないでしょう。
どっちにしろ止められましたし」
「うん。そうだね。
今回ばかりは本当に助かったよ」
アリアは恵の式神より確実に僕の方を警戒していた。
だから意識を完全に恵の方に向けるのにはかなり時間がかかっていたと思う。
僕が最初から囮になった方がやりやすかったかもなぁ……いやー失敗。失敗
「とりあいず、コイツ運びましょ
家入さんに見てもらった方がいいかもしれません。見たところ息もしてましたし、脈もある。
そこまで危険な状態ではないと思いますが、念のために」
そう言って恵がアリアを背負おうとする
「うん、最初からそのつもりなんだけどさ、
恵ほんとに変わったよね。恋ってすごーい」
「本当、余計な事しか言わないですよね。五条先生って
あと、恋愛とかそういうんじゃないんで」
「え。違うの?」
僕のガチめの質問に恵がため息を吐くと、アリアを背負った、が
「……」
「いや、え?どした?」
おぶった瞬間、恵がその体制のまま固まった。
端から見ればかなりシュールな光景で、吹き出しそうにるのを必死にこらえ、問いた
「いや、あの…………
コイツちゃんと食べてるんですかね」
「え?」
思ってもいなかった言葉に一瞬、頭がフリーズする
「軽すぎません?栄養とれてるんですかね。」
その言葉に思いっきり吹き出しケラケラ笑う
「オカン?」
「ぶん殴りますよ」
お母さん感溢れる伏黒恵ちゃん。
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更新遅れてごめんなさい!
1日1回を目標にして更新していたんですけど、
これから忙しくなりそうで、
更新ペースが遅れてしまうかもしれません。
本当にごめんなさい!