第二章 高専入学
夢小説設定
本棚全体の夢小説設定今のところは呪術廻戦の小説しかありませんが、いっぱい更新していきたいと思ってますので、
よろしくおねがいしまっす!!
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「ふぅ……」
目の前にいる伏黒君の式神を見て息を吐く
びっくりしたなぁ…いきなり術式解禁なんて……
伏黒君は慣れてたのかな…?すぐ対応できてたし
やっぱり知り合いだったんだ。
そんなことを考えていると伏黒君が
「行け!」
大声で式神に指示をだす。
慌ててバック転で稲妻と共にくる強風を交わす
私の術式は呪符や霊符を使った創作術式
対して伏黒君の術式は式神。
相性がいいと言えばいいのかな?
目には目を歯には歯を、式神には式神を!
ウエストポーチからバレないようにコッソリ呪符を取り出し、
「召喚!四神・朱雀!」
そして背後には炎を纏った朱雀。
「っ!お前も式神使いなのか!?」
そう叫ぶ伏黒君の方を向いて微笑むと
「よろしく、朱雀」
そう朱雀に呼びかけると一声鳴いて鵺に向かって突進していった
今、伏黒君は私の事を式神使いと勘違いしている。
式神使いは使い手自体を攻撃することと同時に式神が消える
でも、私の場合は、その呪符の呪力が切れるまでは効果が持つ。
あるいは、私自ら呪力を止めて効果を切らすか……
そのどちらかでないと、朱雀は決して消えない。
だから私を攻撃してもそこまで意味はない。
式神使いと勘違いしてくれた方が私とすればやりやすい
その瞬間、目の前には伏黒君の拳。
顔を横にずらして交わすとその勢いのまま、回し蹴りを食らわす
でも、ギリギリ交わされ距離を取る
上では鵺と朱雀の凄まじい戦闘が繰り広げられている。
このままじゃきりがないなぁ……
そう思いながら制服で隠れている首もとを触る。
どうする?解放する?
でもこのままじゃ、最悪五条先生すら巻き込んでしまう…
でも、呪力を少なめに飛ばしたから朱雀の効力もあと3分持つかどうか…
急に動きを止めた私に疑問を抱いたのか、動きを止めて伏黒君が怪訝そうな顔でこちらを見つめている。
どうしよう……このまま続けるのが多分一番ベスト。
じゃないと、最悪学校自体壊れる可能性も否めない。
……うん、このまま続けよう。
そう思い一瞬で伏黒君の顔に蹴りをいれようとしたけどギリギリで交わされる
「お前、さっきの間は何だよ」
「ちょっと考え事だよ。
大丈夫。気にしないで」
そう言って微笑むと伏黒君は腑に落ちない表情をしながらも拳を私目掛けて放った
それを避け、その勢いを利用し、伏黒君の腕を掴む
「せーのっ!!」
そのまま地面に叩きつけた
「ガハッ!(嘘だろ、合気かよ!)」
その勢いで鵺が消えて、その数秒後に朱雀も消えた。
「勝負あり!」
その五条先生の言葉が聞こえた瞬間。慌てて伏黒君の顔を覗き込む
「わ、わわっ!
ご、ごめんね?やり過ぎちゃったかも……大丈夫?」
あたふたしながら伏黒君に手を差し出す
「…いや、別に
俺もまだまだだ。……次は負けない」
そう言って手を取ってくれた伏黒君。心がパアッと明るくなった
が
「アレ…ふんっ!」
「………………」
まさかの自体発生。
ここはかっこつけて持ち上がらせるところなのに伏黒君が重くて持ち上げることができない!
何とかして起き上がらせようとするけど、結果は同じ
「……もういい、自分で立つ」
「あぁっ!ごめん!」
そのまま自分で立ってしまった伏黒君に謝ると
「……お前といると気が緩む」
そう言われる
これは…褒められた?
伏黒君の方を向くと、こっちを見て微笑んでいた
初めて見るその顔に思わず目を開く
そしてその空気を毎度壊すのが
「お疲れ~いい戦いだったよ~
……って言いたいとこなんだけど」
そう五条先生。
でもなんか……音が少し……怒ってる……?
五条先生は私の方を向くと
「……アリア」
その声がいつもより少し低くて思わず肩が跳ねた
「…ちゃんと本気を出して戦った?」
その問いに私は目を見開く
「……アリア。一瞬動き止まったよね?
僕には何かを躊躇しているように見えたよ」
なんで、分かったんだろう。
隠していたつもりはないけど表情には出さない様にしてたのに。
「アリアはあの戦いで、僕に全力を出したって言いきれる?
ちゃんと目をそらさずに。胸を張って言える?」
そう問い詰める五条先生の言葉が全て図星の私はうつ向いて黙るしかなかった
伏黒君は横で様子を伺っているようだった
五条先生からの視線を感じてもずっと黙っている私に、痺れを切らしたのか五条先生はハァと一つため息を吐くと
「じゃあ、こうしよう。
アリアが、心置きなく全力で戦えるよう
今から僕と戦おうか」