短歌
すずらんが香るお庭にいた彼の
視線は緩く 私を抱いた
欠けた螺子多い歯車
何度朝日に滲もうと先は見えず
涼しい午後
「あなたと森を歩きたい」
少しの間と不敵なくちびる
わからないブザーが鳴って舞台上
ピンスポットに閉じ込められて
壁の外サーチライトに照らされて
メスライオンが冷たくなってく
いつの日か一人に慣れて久しいが
私の全ては 赤毛の彼で
白鳥湖 狂おしいほど憧れた
黒にもなれず 彼女に焦がれ
音のない暗い宇宙で目が合った
派手なオレンジ 太陽みたいだ
私より先に産まれた赤ん坊
先に死ぬのも私なんだね
忘れたい祈りにも似た咆哮は
脳を揺らして死を選ばせる
ロープがないから 死ねなくて
熱風は思考を阻み爪を汚した
遠くの星に未練はなくて
水面にぶつけた背中は痛くて
チョコレート色の大きな目の君と
同じ不安を抱える私
彼のいる日陰は一層濃く深く
星が死ぬには適切な場所
切りすぎた前髪みたいにヘンテコで
これが夢なら振り向く彼は…
焦燥を忘れたいだけ幸せによく似た君と夜空を駆ける
『18:00いつものとこで』この文字が私を救うと君は知らない
視線は緩く 私を抱いた
欠けた螺子多い歯車
何度朝日に滲もうと先は見えず
涼しい午後
「あなたと森を歩きたい」
少しの間と不敵なくちびる
わからないブザーが鳴って舞台上
ピンスポットに閉じ込められて
壁の外サーチライトに照らされて
メスライオンが冷たくなってく
いつの日か一人に慣れて久しいが
私の全ては 赤毛の彼で
白鳥湖 狂おしいほど憧れた
黒にもなれず 彼女に焦がれ
音のない暗い宇宙で目が合った
派手なオレンジ 太陽みたいだ
私より先に産まれた赤ん坊
先に死ぬのも私なんだね
忘れたい祈りにも似た咆哮は
脳を揺らして死を選ばせる
ロープがないから 死ねなくて
熱風は思考を阻み爪を汚した
遠くの星に未練はなくて
水面にぶつけた背中は痛くて
チョコレート色の大きな目の君と
同じ不安を抱える私
彼のいる日陰は一層濃く深く
星が死ぬには適切な場所
切りすぎた前髪みたいにヘンテコで
これが夢なら振り向く彼は…
焦燥を忘れたいだけ幸せによく似た君と夜空を駆ける
『18:00いつものとこで』この文字が私を救うと君は知らない
1/1ページ
