009
私はクラスの一部として真面目に存在していると思う。たぶん。掃除にも参加して、積極的にゴミ捨てにも行く。
焼却炉までの人の多い廊下をペタペタ歩く。
ゴミを焼却炉横のゴミ捨て場に置き寒さに震えつつ校舎に戻る…途中で鮮やかな赤毛を見つけた。(ひとりぼっち君だ)渡り廊下の切れ目でつまづいて、
柱に手をつく、顔を上げた彼のチョコレート色の大きな目が私を捉えた。
ひとりぼっちの2人。勝手な仲間意識と、私の横を通り過ぎたクラスメイトの背中。
赤毛君はコートも赤くて、たぶん純粋な日本人じゃない。不安に揺れる瞳は初めて人に認識された動揺で、たぶん私も同じ顔をしている。
焼却炉までの人の多い廊下をペタペタ歩く。
ゴミを焼却炉横のゴミ捨て場に置き寒さに震えつつ校舎に戻る…途中で鮮やかな赤毛を見つけた。(ひとりぼっち君だ)渡り廊下の切れ目でつまづいて、
柱に手をつく、顔を上げた彼のチョコレート色の大きな目が私を捉えた。
ひとりぼっちの2人。勝手な仲間意識と、私の横を通り過ぎたクラスメイトの背中。
赤毛君はコートも赤くて、たぶん純粋な日本人じゃない。不安に揺れる瞳は初めて人に認識された動揺で、たぶん私も同じ顔をしている。
