選択

静かな部屋で向かい合う。
彼からは照れも恥じらいも感じず、私ばかりが感情を動かされているのだと思い込んでしまう。
しかし、彼から受け取るすべてに、優しさ、配慮、尊重があり、そのどれもが私のために存在する。
彼のこれは愛情の余波。
水面に広がる波紋のように、
一つ一つに意味があり、そこには品が漂う。
私が存在しなければ彼の優しさはここにはなく、
彼がいなければ私は存在しない。
お互いがお互いを求めてここに立っている。
淡い光で満ちた部屋で、彼は私の手を取る。
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