選択
耳元で囁かれたその声は、驚くほど熱くて、肌に直接触れられたような錯覚がして、耳たぶがチリチリと痛い。
彼の首に手を回す。白く細い髪が意味を求めて私の手にまとわりつく、鬱陶しいとは思わなかった。
2人きりの空間で、この部屋だけが世界で唯一安全だと思った。そんなわけないのに。
彼の炯々とした双眸が私を見ていた。
もう逃げられない。それでいいと思った。
ずっと前から思っていた。
「私だけを見て」
彼の全てが私のものであればいいと思った。
明かりの少ない部屋で、彼の長い腕で強く抱きしめられた。
彼の首に手を回す。白く細い髪が意味を求めて私の手にまとわりつく、鬱陶しいとは思わなかった。
2人きりの空間で、この部屋だけが世界で唯一安全だと思った。そんなわけないのに。
彼の炯々とした双眸が私を見ていた。
もう逃げられない。それでいいと思った。
ずっと前から思っていた。
「私だけを見て」
彼の全てが私のものであればいいと思った。
明かりの少ない部屋で、彼の長い腕で強く抱きしめられた。