短編
教室が好きだ。毎日誰かがいて、何かが起こる。
40人弱それぞれの得手不得手、好き嫌い、浮き沈み、その他もろもろが影響しあってそこにある。あるいは隠れている。
まあ、大体毎日見ていたらクラスメイトがどんなやつか知っている。私も知られている。
でも1人だけ知らない人がいる。
出席番号2番。亜久津仁。
ほとんど教室にいない、きてもイライラしてて、気づいたらいない。実はテニス部。
あんまり来ないから、机の中はプリントだらけ。
知ってるのはそれくらい。みんなそうだと思う。
あ、テニス部の千石くんはもっとちゃんと知ってるかもだけど。
今日のLHR、みんなソワソワしてる。
誰の隣だとか、前だとか後ろだとか。
担任がくじを準備している、私も人並みに楽しみ。
どこでも良いし、誰の隣でも良いけど席替えってだけで楽しい、ふと見た窓の外はいい天気で、風が気持ちいい。
端の席からくじを引くために動き出す。全員の一挙手一投足がワクワク、ソワソワしている。
そこにある一喜一憂。担任も心なしか楽しそう。
ガタガタと移動して、新しい景色、知ってるけど新しい人間関係。声にはしないけど、これからよろしく。なんて思い合う。
私の新しい席は廊下側の後ろの方。
いい席だな。と個人的に納得をする。
視線を上げるとプリントだらけの席が目に入る。
何度くじを引いても動かない、ほとんど登校してこない亜久津くんの席。
誰も触らない、話題にあがりもしない、腫れ物に触るようなその空席は、やっぱり彼は不在のまま午後の光を浴びていた。
40人弱それぞれの得手不得手、好き嫌い、浮き沈み、その他もろもろが影響しあってそこにある。あるいは隠れている。
まあ、大体毎日見ていたらクラスメイトがどんなやつか知っている。私も知られている。
でも1人だけ知らない人がいる。
出席番号2番。亜久津仁。
ほとんど教室にいない、きてもイライラしてて、気づいたらいない。実はテニス部。
あんまり来ないから、机の中はプリントだらけ。
知ってるのはそれくらい。みんなそうだと思う。
あ、テニス部の千石くんはもっとちゃんと知ってるかもだけど。
今日のLHR、みんなソワソワしてる。
誰の隣だとか、前だとか後ろだとか。
担任がくじを準備している、私も人並みに楽しみ。
どこでも良いし、誰の隣でも良いけど席替えってだけで楽しい、ふと見た窓の外はいい天気で、風が気持ちいい。
端の席からくじを引くために動き出す。全員の一挙手一投足がワクワク、ソワソワしている。
そこにある一喜一憂。担任も心なしか楽しそう。
ガタガタと移動して、新しい景色、知ってるけど新しい人間関係。声にはしないけど、これからよろしく。なんて思い合う。
私の新しい席は廊下側の後ろの方。
いい席だな。と個人的に納得をする。
視線を上げるとプリントだらけの席が目に入る。
何度くじを引いても動かない、ほとんど登校してこない亜久津くんの席。
誰も触らない、話題にあがりもしない、腫れ物に触るようなその空席は、やっぱり彼は不在のまま午後の光を浴びていた。
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