Dr.stone
[Quarrel of TAIYUZU]
たいじゅくんとゆずりはちゃん、実は司帝国スパイ時期のどこかで大喧嘩してるんじゃないか説
小説第2弾、原作やアニメになかった船作りの裏話が満載でとても面白かったけど、
原作より鮮明に原作よりリアルに石世界の苦労が描かれてて読むのがしんどかった。
という感想はともかく。
たいゆず喧嘩したことないって思ってたけど、
小説読んでたら絶対司帝国スパイ時期に一回おっきい喧嘩してるとみた。
理由はもちろん、杠が倒れるまで作業をし続けていることに対して大樹くんが無理やりとめたことで。
過去のメモに
「大樹くん、石化前はゆずちゃんと喧嘩なんてものをしたことがなかったから、
司帝国にスパイしてる時とかに初めてゆずちゃんと大きな喧嘩をして
むちゃくちゃ動揺したり神経衰弱したりする回とかあったんじゃないか?
だが喧嘩の理由が思いつかない」
とか残して考えることを後回しにしていましたが、
今、“喧嘩の理由”にアンサーを出します。
なんで喧嘩の理由が思いつかなかったかというのはもう、
大樹くんが大体のシーンで杠のやってることをずっと否定せずに見守っていたからで。
もちろん、石化した足を放置したままだったことに異を示したり、
千空に石像修復のミッションを託されて「司くんのとこに戻る」って言った杠を全力で止めてたりと、
杠が体調不良だったり危険な行為をしようとしてたら止めてるんですけど。
なんだろう、杠がやりたいと思ってやってることは極力口を出さない、みたいなのが正しかったのかな。
でも、小説読んでたら、大樹くんも本当はずっと止めたかったし休ませたかったし杠をひとりにさせたくなかったんだろうなっていうのが伝わってきた。
千空がせっついてもずっっっと杠のことを見続けていたことも、その拳が悔しくてやるせなくてかたく握りしめられていたことも、ぜんぶ大樹くんの言葉にしない想いが詰まってたな。
というか、なんなら、何度も止めに入っている大樹くんを「大丈夫だから」で黙らせてる杠がいたので(いやテメー大丈夫って言いながら何回も倒れてんじゃねえか)、これは杠が悪いんだなって理解した。
や、状況が状況なので杠も休むという選択肢がなくなってしまっていたんだろうけど。
船を出すにはどうしてもドラゴが必要で、そうなると杠の技術が必要で、出航まで時間がなくて、そうなると当然無理をしてしまうわけで。
まとめると、これはストーンワールドに殺意が沸くんだな~~~WHYマンぶっ倒すか(n回目)。
多分ここで大樹くんが無理やり杠を休ませるとかしてたら杠はキレだすんよね。自分の足の石化とか石像修復の件で息を吸うように自己犠牲みせてくるからさ、この女の子は。突き詰めれば誰でもできるけど、今この状況でこの作業ができるのは自分しかいないってなったら、平気で灯りのない洞窟で石像直し始めるからさ、この女の子。杠は杠のことを心配している人の気持ち考えた事ある?ってくらい異常な自己犠牲を平気で出してくるもん。
だから、自分がこうと決めたことに突き進んでしまう杠さん、この場面で多分キレだしてしまうんよ。
元々、自分が手芸をやってる時に邪魔されないように杠作業ハウスに「立ち入り禁止」ってしてるあたりからまあそうだけど、というか誰だって自分が集中したい時本気出してるときは邪魔してほしくないわけで。
そんな杠でも実は大樹くんにだけは邪魔(邪魔というか作業を止められる)されても嫌な顔しない(強めの妄想)(や、でも大樹くんだけは作業ハウスに出入りしても大丈夫だったので)し、多分、千空も杠の作業止めても文句は言われなさそう(ちょっとむっとしてるだろうけど)。
蛇足。
そんな大樹くんだけは許されていたことでも、切羽詰まって来るとダメになってしまうわけですよ。
どうして止めるの。私は全然大丈夫(アニメ2期7話の台詞)。こういうの慣れてるから(アニメ2期7話の台詞)。止めないで。大樹くん邪魔しないで。って。
長くなったけど、船づくりの段階で、大樹くんが杠を心配しているにも関わらず止めることができなかったのは、過去にも同じことがあって、そこでは無理やり止めてしまったことで杠と大喧嘩したからなんじゃないかなって。
多分、その時に、杠に「嫌い」って言われたか、もしくはしばらくの間杠に無視されてしまったからか。あるいはその両方か。(この台詞は序章の獅子王司さんっぽく)
そういうショックがあって、見守るしかできないんじゃないかなって。
や、まあ大樹くんくらいになると「杠に嫌われても俺は杠の体調を優先するぞー!!!」とか言いそうだし、
いや言いそうだよね、言いそうなんだけど……
1話では「杠と友達ですらいられなくなるのが怖かった(から告白できなかった)」って言ってたので、そういう踏ん切りつかない大樹くんもいるのかもしれない。だから、多分、過去に大喧嘩した時に、杠と大喧嘩してしまったショックが大きかったから自分でもどう動くべきか考えあぐねてる大樹くんもいるかもしれないなって。
小説でも、声をかけれなくて(いやまあ声かけてたけど止めることはできなかった)、無理やり止めることはできなくて、そうして倒れた杠を真っ先に抱えて作業場から離れた木陰で休ませていたので、たぶん、追い詰められてる杠との距離感を図れずにいるのかもしれない。
ハイ!!!!!
その大喧嘩が、司帝国スパイ時期に、服縫いと石像修復で倒れた杠を無理やり止めてしまって喧嘩した回になるわけです!!!!!!!
(アンサーまでの前置きが長すぎる)
バカスカと司が人間を復活させて、バカスカと司が石像を壊していくので、杠の仕事が日に日に増えていくわけです。
それで、ある日、服縫ってる時に杠が倒れてしまって(万が一石像修復してる時に倒れたら羽京さんがこっそり洞窟から抱えて運んでくれるよ)、駆け付けた大樹くんが杠に言及するわけですな。「休め」と、「無理をするな」と。それでも杠が折れないから、杠が折れないなら司にって直談判しに行こうとする大樹くんに「駄目!!やめて!!」って「止めないで!!」ってキレる杠がいる。
それで、もう一度大樹くんが杠と対話するけど、大樹くんの正論に言い返せなくて、でも引くこともできない杠は「たいじゅくんなんてきらい」って思わず零してしまうわけですね。
それで、杠の発した音色にものすごく動揺しつつも「お、おれは、杠に嫌われても、杠を休ませるぞ……」って言うけど、その声はあまりにも弱弱しいし、本音ではないとはいえ、自分の発した言葉で大好きな人を傷つけてしまった自分が嫌になってしまった杠が「ごめんなさい、大樹くん、私のことほっといて」って、固まっている大樹くんをそのままに服縫い作業場に戻ってしまうわけですな。
それで、まあ大樹くんはショックながらもなんとか平常を装って(本人はそのつもりだけど周りには目に見えてわかるくらい落ち込んでる)、
懲りることなく杠に話しかけに行くしやっぱり心配もするけど、
杠の方が気まずくて(あとは自分が悪いのは分かっているし謝りたいけど、それ以上に大樹くんに迷惑かけたくなくてわざと嫌われることしてるのかも)大樹くんを無視してしまうのです。
それでまあ杠が大樹くんを避けて大樹くんの言うことを無視する日が数日続くわけですが、それまでの大樹くんと杠の重々しい空気がマジでいたたまれない。
まず、大喧嘩した日は二人とも無言の夜を過ごすし、次の日にこの重々しさをリセットするぞって思って起きた杠に(大樹くんは朝が早い)「おはよう、杠!」って努めて明るく言葉をおくるけど、目をそらされてそっぽ向かれてしまう。
もうそれだけでむちゃくちゃショックだけど、杠には杠のペースがあるからってなるべくいつも通りでいようとする大樹くん。(まあ、大喧嘩してる間の二人は圧倒的に作業効率が落ちるし二人とも周りにむちゃくちゃ気を使われる)杠が無視してても、大樹くんはかまわず話かけ続けるし、なんなら、喧嘩してるなら離れたらいいのに、なぜか二人とも前と変わらず一緒にいるから、周りも生暖かい目で見守るしかできないんだな。
だって、折れずに杠に構い続ける大樹くんはともかく、杠は大樹くんが来たらどっか行ったらいいのに、毎度毎度ご丁寧にごはんの時間には一緒に現れるし墓参りも欠かさないし、杠の作業場所に迎えに行けば渋々ながらもちゃんと大樹くんと帰ってくるからさ。
(あ、待って自分の妄想に矛盾がでてきて死にそう)
まあそれでもやっぱりいつも話しかければ笑顔で返してくれる大好きな杠が今は無言でふらふらと着いてくるだけだから、大樹くん的にも限界が来そうになるわけです。
や、まあでもお墓参りの時とかに一人でラジオ放送みたく喋ってる大樹くんをずっと見てる杠はいるし、なんなら「それでだな~」ってたまに杠を見る大樹くんと目が合いそうになってさっと目をそらす杠ちゃんはいる。
そして、にぶちんの大樹くんでも杠が自分を観てくれているであろうことは察するから、無視されていても嫌われてはいないんだな、怒っているだけなんだなって、自分に言い聞かせてそこで正気を保っている大樹くん。
どこかのタイミングで服縫い作業のお迎え行って、一緒に帰ってる時に倒れそうになった杠を抱きかかえて「大丈夫か、杠」って声かけたら、「たいじゅくん」って思わず出された杠の声が届いて、嬉しさと安心とで気持ちがぐちゃぐちゃになった大樹くんが、今なら仲直りできるかもって杠の顔をみたら悲しそうな泣きそうな顔で自分をみる杠がいて、その表情の意味が掴めなくてどうしてこんなにも自分の心が締め付けられるのかが分からなくて、何もしゃべれなくなってしまう大樹くんの回もある。
この時の杠は、こんなにも自分は大樹くんに嫌われることをしてるのに、喧嘩前と変わらず毎日話しかけてくれるし心配もしてくれるし、今だって倒れそうになった私を抱きかかえてくれて、こんなにもやさしい人にどうして私はこんなことをしているんだろうって、苦しくなってる。
大樹くんに話しかけられる度に、返事してしまいたくて、でもすることはできなくて、いつもいつも小さく息を飲んで黙り込む杠の、その吸い込まれた空気の音なんて、大樹くんはとっくに気づいてるわけで。
そんなこんなで何日か経った後に、今日も杠に無視されてしまうのか思いながら、帝国のみんなのために服を縫っている杠の元に行って、いつ倒れてもおかしくないんじゃないかと思うくらいか細くて小さな背中に「杠」って力なく声をかけたら。
いつもは『もう少し作業をしてから』『この作業がひと段落したら』といいたげに止めることのなかった手をすんなりと止めて、
いつもはきっちりと片づけてから去る作業場も今日はあちこちに布の切れ端を残したままで、
最近はめっきり自分と目を合わせてくれなくなった大好きな瞳が自分を捉えて、
その瞳に見惚れていたら、いつのまにか自分の元に来てた杠が、「大樹くん」ってすり寄って来るんだ。
もう、その5文字の言の葉で、今は途方もなく安心するし、もうこんな思いしたくないって、
むちゃくちゃ臆病になる大樹くんがいるのかもしれない。
大喧嘩回はまだまだ続くけど、
書きたいとこは全部かけたのでこの話はひとまずおしまい!!
続きはちょこちょこと小ネタとして書きます。
たいじゅくんとゆずりはちゃん、実は司帝国スパイ時期のどこかで大喧嘩してるんじゃないか説
小説第2弾、原作やアニメになかった船作りの裏話が満載でとても面白かったけど、
原作より鮮明に原作よりリアルに石世界の苦労が描かれてて読むのがしんどかった。
という感想はともかく。
たいゆず喧嘩したことないって思ってたけど、
小説読んでたら絶対司帝国スパイ時期に一回おっきい喧嘩してるとみた。
理由はもちろん、杠が倒れるまで作業をし続けていることに対して大樹くんが無理やりとめたことで。
過去のメモに
「大樹くん、石化前はゆずちゃんと喧嘩なんてものをしたことがなかったから、
司帝国にスパイしてる時とかに初めてゆずちゃんと大きな喧嘩をして
むちゃくちゃ動揺したり神経衰弱したりする回とかあったんじゃないか?
だが喧嘩の理由が思いつかない」
とか残して考えることを後回しにしていましたが、
今、“喧嘩の理由”にアンサーを出します。
なんで喧嘩の理由が思いつかなかったかというのはもう、
大樹くんが大体のシーンで杠のやってることをずっと否定せずに見守っていたからで。
もちろん、石化した足を放置したままだったことに異を示したり、
千空に石像修復のミッションを託されて「司くんのとこに戻る」って言った杠を全力で止めてたりと、
杠が体調不良だったり危険な行為をしようとしてたら止めてるんですけど。
なんだろう、杠がやりたいと思ってやってることは極力口を出さない、みたいなのが正しかったのかな。
でも、小説読んでたら、大樹くんも本当はずっと止めたかったし休ませたかったし杠をひとりにさせたくなかったんだろうなっていうのが伝わってきた。
千空がせっついてもずっっっと杠のことを見続けていたことも、その拳が悔しくてやるせなくてかたく握りしめられていたことも、ぜんぶ大樹くんの言葉にしない想いが詰まってたな。
というか、なんなら、何度も止めに入っている大樹くんを「大丈夫だから」で黙らせてる杠がいたので(いやテメー大丈夫って言いながら何回も倒れてんじゃねえか)、これは杠が悪いんだなって理解した。
や、状況が状況なので杠も休むという選択肢がなくなってしまっていたんだろうけど。
船を出すにはどうしてもドラゴが必要で、そうなると杠の技術が必要で、出航まで時間がなくて、そうなると当然無理をしてしまうわけで。
まとめると、これはストーンワールドに殺意が沸くんだな~~~WHYマンぶっ倒すか(n回目)。
多分ここで大樹くんが無理やり杠を休ませるとかしてたら杠はキレだすんよね。自分の足の石化とか石像修復の件で息を吸うように自己犠牲みせてくるからさ、この女の子は。突き詰めれば誰でもできるけど、今この状況でこの作業ができるのは自分しかいないってなったら、平気で灯りのない洞窟で石像直し始めるからさ、この女の子。杠は杠のことを心配している人の気持ち考えた事ある?ってくらい異常な自己犠牲を平気で出してくるもん。
だから、自分がこうと決めたことに突き進んでしまう杠さん、この場面で多分キレだしてしまうんよ。
元々、自分が手芸をやってる時に邪魔されないように杠作業ハウスに「立ち入り禁止」ってしてるあたりからまあそうだけど、というか誰だって自分が集中したい時本気出してるときは邪魔してほしくないわけで。
そんな杠でも実は大樹くんにだけは邪魔(邪魔というか作業を止められる)されても嫌な顔しない(強めの妄想)(や、でも大樹くんだけは作業ハウスに出入りしても大丈夫だったので)し、多分、千空も杠の作業止めても文句は言われなさそう(ちょっとむっとしてるだろうけど)。
蛇足。
そんな大樹くんだけは許されていたことでも、切羽詰まって来るとダメになってしまうわけですよ。
どうして止めるの。私は全然大丈夫(アニメ2期7話の台詞)。こういうの慣れてるから(アニメ2期7話の台詞)。止めないで。大樹くん邪魔しないで。って。
長くなったけど、船づくりの段階で、大樹くんが杠を心配しているにも関わらず止めることができなかったのは、過去にも同じことがあって、そこでは無理やり止めてしまったことで杠と大喧嘩したからなんじゃないかなって。
多分、その時に、杠に「嫌い」って言われたか、もしくはしばらくの間杠に無視されてしまったからか。あるいはその両方か。(この台詞は序章の獅子王司さんっぽく)
そういうショックがあって、見守るしかできないんじゃないかなって。
や、まあ大樹くんくらいになると「杠に嫌われても俺は杠の体調を優先するぞー!!!」とか言いそうだし、
いや言いそうだよね、言いそうなんだけど……
1話では「杠と友達ですらいられなくなるのが怖かった(から告白できなかった)」って言ってたので、そういう踏ん切りつかない大樹くんもいるのかもしれない。だから、多分、過去に大喧嘩した時に、杠と大喧嘩してしまったショックが大きかったから自分でもどう動くべきか考えあぐねてる大樹くんもいるかもしれないなって。
小説でも、声をかけれなくて(いやまあ声かけてたけど止めることはできなかった)、無理やり止めることはできなくて、そうして倒れた杠を真っ先に抱えて作業場から離れた木陰で休ませていたので、たぶん、追い詰められてる杠との距離感を図れずにいるのかもしれない。
ハイ!!!!!
その大喧嘩が、司帝国スパイ時期に、服縫いと石像修復で倒れた杠を無理やり止めてしまって喧嘩した回になるわけです!!!!!!!
(アンサーまでの前置きが長すぎる)
バカスカと司が人間を復活させて、バカスカと司が石像を壊していくので、杠の仕事が日に日に増えていくわけです。
それで、ある日、服縫ってる時に杠が倒れてしまって(万が一石像修復してる時に倒れたら羽京さんがこっそり洞窟から抱えて運んでくれるよ)、駆け付けた大樹くんが杠に言及するわけですな。「休め」と、「無理をするな」と。それでも杠が折れないから、杠が折れないなら司にって直談判しに行こうとする大樹くんに「駄目!!やめて!!」って「止めないで!!」ってキレる杠がいる。
それで、もう一度大樹くんが杠と対話するけど、大樹くんの正論に言い返せなくて、でも引くこともできない杠は「たいじゅくんなんてきらい」って思わず零してしまうわけですね。
それで、杠の発した音色にものすごく動揺しつつも「お、おれは、杠に嫌われても、杠を休ませるぞ……」って言うけど、その声はあまりにも弱弱しいし、本音ではないとはいえ、自分の発した言葉で大好きな人を傷つけてしまった自分が嫌になってしまった杠が「ごめんなさい、大樹くん、私のことほっといて」って、固まっている大樹くんをそのままに服縫い作業場に戻ってしまうわけですな。
それで、まあ大樹くんはショックながらもなんとか平常を装って(本人はそのつもりだけど周りには目に見えてわかるくらい落ち込んでる)、
懲りることなく杠に話しかけに行くしやっぱり心配もするけど、
杠の方が気まずくて(あとは自分が悪いのは分かっているし謝りたいけど、それ以上に大樹くんに迷惑かけたくなくてわざと嫌われることしてるのかも)大樹くんを無視してしまうのです。
それでまあ杠が大樹くんを避けて大樹くんの言うことを無視する日が数日続くわけですが、それまでの大樹くんと杠の重々しい空気がマジでいたたまれない。
まず、大喧嘩した日は二人とも無言の夜を過ごすし、次の日にこの重々しさをリセットするぞって思って起きた杠に(大樹くんは朝が早い)「おはよう、杠!」って努めて明るく言葉をおくるけど、目をそらされてそっぽ向かれてしまう。
もうそれだけでむちゃくちゃショックだけど、杠には杠のペースがあるからってなるべくいつも通りでいようとする大樹くん。(まあ、大喧嘩してる間の二人は圧倒的に作業効率が落ちるし二人とも周りにむちゃくちゃ気を使われる)杠が無視してても、大樹くんはかまわず話かけ続けるし、なんなら、喧嘩してるなら離れたらいいのに、なぜか二人とも前と変わらず一緒にいるから、周りも生暖かい目で見守るしかできないんだな。
だって、折れずに杠に構い続ける大樹くんはともかく、杠は大樹くんが来たらどっか行ったらいいのに、毎度毎度ご丁寧にごはんの時間には一緒に現れるし墓参りも欠かさないし、杠の作業場所に迎えに行けば渋々ながらもちゃんと大樹くんと帰ってくるからさ。
(あ、待って自分の妄想に矛盾がでてきて死にそう)
まあそれでもやっぱりいつも話しかければ笑顔で返してくれる大好きな杠が今は無言でふらふらと着いてくるだけだから、大樹くん的にも限界が来そうになるわけです。
や、まあでもお墓参りの時とかに一人でラジオ放送みたく喋ってる大樹くんをずっと見てる杠はいるし、なんなら「それでだな~」ってたまに杠を見る大樹くんと目が合いそうになってさっと目をそらす杠ちゃんはいる。
そして、にぶちんの大樹くんでも杠が自分を観てくれているであろうことは察するから、無視されていても嫌われてはいないんだな、怒っているだけなんだなって、自分に言い聞かせてそこで正気を保っている大樹くん。
どこかのタイミングで服縫い作業のお迎え行って、一緒に帰ってる時に倒れそうになった杠を抱きかかえて「大丈夫か、杠」って声かけたら、「たいじゅくん」って思わず出された杠の声が届いて、嬉しさと安心とで気持ちがぐちゃぐちゃになった大樹くんが、今なら仲直りできるかもって杠の顔をみたら悲しそうな泣きそうな顔で自分をみる杠がいて、その表情の意味が掴めなくてどうしてこんなにも自分の心が締め付けられるのかが分からなくて、何もしゃべれなくなってしまう大樹くんの回もある。
この時の杠は、こんなにも自分は大樹くんに嫌われることをしてるのに、喧嘩前と変わらず毎日話しかけてくれるし心配もしてくれるし、今だって倒れそうになった私を抱きかかえてくれて、こんなにもやさしい人にどうして私はこんなことをしているんだろうって、苦しくなってる。
大樹くんに話しかけられる度に、返事してしまいたくて、でもすることはできなくて、いつもいつも小さく息を飲んで黙り込む杠の、その吸い込まれた空気の音なんて、大樹くんはとっくに気づいてるわけで。
そんなこんなで何日か経った後に、今日も杠に無視されてしまうのか思いながら、帝国のみんなのために服を縫っている杠の元に行って、いつ倒れてもおかしくないんじゃないかと思うくらいか細くて小さな背中に「杠」って力なく声をかけたら。
いつもは『もう少し作業をしてから』『この作業がひと段落したら』といいたげに止めることのなかった手をすんなりと止めて、
いつもはきっちりと片づけてから去る作業場も今日はあちこちに布の切れ端を残したままで、
最近はめっきり自分と目を合わせてくれなくなった大好きな瞳が自分を捉えて、
その瞳に見惚れていたら、いつのまにか自分の元に来てた杠が、「大樹くん」ってすり寄って来るんだ。
もう、その5文字の言の葉で、今は途方もなく安心するし、もうこんな思いしたくないって、
むちゃくちゃ臆病になる大樹くんがいるのかもしれない。
大喧嘩回はまだまだ続くけど、
書きたいとこは全部かけたのでこの話はひとまずおしまい!!
続きはちょこちょこと小ネタとして書きます。